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スマホに入っているwebプラグインというアプリ
スマホに最初からインストールされているアプリはたくさんあります。
どれも使うことの多い便利なものですが、デバイスのメモリ容量が大きくない場合は邪魔になります。
そうしてアプリを整理しているときふと目に止まる「Webプラグイン」。
名前からは一体どんなアプリなのか想像もできません。
Webプラグインは一体どんなアプリなのでしょうか。
おサイフケータイwebプラグインとは
ネットで「Webプラグイン」と検索すると、Webプラグインと一緒に「おサイフケータイ」がヒットします。
どうやらおサイフケータイに関わるアプリのようですが、どんな役割があるのでしょうか。
ブラウザからFeliCaチップにアクセスできるようにするアプリ
おサイフケータイは、もともとFeliCaを開発したSONYとDocomoが共同で開発した電子決済サービスです。
スマートフォンが発売される以前は搭載されたガラケーでも利用でき、広く普及させるためにauやSoftBankにもライセンス供給されました。
Webプラグインとは、おサイフケータイで決済する際に端末のブラウザからモバイルFeliCa ICチップへアクセスを提供するアプリです。
本来ならこのような優れたサービスは開発した企業が独占して提供するのが普通ですが、技術を公開したことでどのサービス事業者でも共通のアプリとして最初から端末に組み込まれるようになりました。
アンドロイドスマホにプリインストールされている
スマートフォンが発売されて以降も、Android端末を中心にプリインストールされているため、買ったらすぐに使えるようになっています。
便利な反面、万が一盗難されると悪用される可能性があるため、アプリにはパスワードロック機能がついています。
スマートフォンになったことでより高いセキュリティが実現できたのです。
webプラグインの利用は無料
Webプラグインを利用するために、登録費や月額料金、年会費といった料金はかかりませんし、読み取り装置にかざして使うときに通信料がかかることもありません。
ただし、おサイフケータイ対応サービスの設定などを行う際の通信料は利用者の負担となります。
対応している主なサービスの紹介
おサイフケータイWebプラグインは、アプリに対応したおサイフケータイ対応サービスのウェブサイトから起動され、おサイフケータイに電子マネーや会員証を設定するアプリです。
「おサイフ」とはいうものの、実際には支払いの決済だけでなく他にもたくさんの用途があります。
電子マネーの楽天EdyやQUICPay
ネットショップ大手の楽天が提供する電子マネー「楽天Edy」はWebプラグインは対応しています。
当初のFeliCaカードにはディスプレイがないため、残高や利用の確認ができませんでしたが、ガラケーやスマートフォンに搭載されることで可能になり、より使いやすくなりました。
またクレジットカードなどの番号を直接使わない決済方法「QUICPay」も利用できます。
QUICPayで使えるカードは、クレジットカードだけでなくデビットカードやプリペイドカードです。
電子マネーよりも幅広い決済方法があり、それぞれのメリットと組み合わせて使うことができます。
楽天EdyとQUICPayは、利用ごとにポイントやマイルが貯まります。
現金で支払うよりポイントの分だけお得になります。
さまざまなポイントカード
またWebプラグインはさまざまなポイントカードも登録できます。
’90年代から始まったプラスチックのポイントカードのあまりの多さに、大きな財布に買い替えた人もいるのではないでしょうか。
おサイフケータイならそれらをまとめて端末に登録することができます。
使えるのはモバイルTカード、ヨドバシゴールドポイントカード、マツキヨポイントアプリ、イオンかざすサービス、ローソンモバイルPonta、ヤマト運輸クロネコメンバーズ、ticket boardなどです。
ANAのSKiPサービス
変わったところでは、ANAのスキップサービスにも対応しています。
スキップサービスとは、事前に予約・購入・座席指定しておけば、チェックイン機やカウンターによらず直接出発保安検査場に進めるというサービスです。
スキップサービスは当人だけでなく同行者も一緒に利用できます。
その場合は、利用の前の予約時に同行者のANAマイレージクラブお客様番号を登録するか、二次元バーコードを取得しましょう。
アンインストールしてもよいのか
スマートフォンのアプリは、そのほとんどがアンインストールしても機能に影響はありません。
しかしWebプラグインはおサイフケータイを使うためには必須のアプリですから、おサイフケータイを使うなら絶対にアンインストールしてはいけません。
おサイフケータイは、電子マネーなどの支払い決済だけでなく、ポイントカードもまとめてくれる優れものです。
おサイフケータイもWebプラグインもアンインストール自体は可能ですが、今だけでなく将来も使わないかどうか、対応カードがあれば一度登録して使ってみてから決めても良いかもしれません。
ちなみにそのアプリがアンインストールできるかどうかはすぐにわかります。
設定画面から「アプリ」を選択するとアプリの一覧が表示されます。
さらにアプリアイコンを選択し、アプリ詳細画面に「アンインストール」とあればそのアプリはアンインストールできるのです。
Android端末には、アンインストールできるアプリにも「システムアプリ」と呼ばれるシステム自体に影響するものがありますから、アンインストールする際アイコンが「ドロイド君」になっているアプリはアンインストールしないようにしましょう。
webプラグインはおサイフケータイの利用に使われる
Webプラグインは、おサイフケータイを利用する際、フェリカの読み込みや書き込みに使われるアプリです。
おサイフケータイには必須、使っている人はアンインストールしてはいけません。
一方、ポイントカードを含めおサイフケータイのサービス一切を使わないと固く心に誓っているなら、おサイフケータイアプリ・Webプラグインアプリのどちらもアンインストールしても問題はありません。
しかし、お買い物のとき財布を出さなくてもいいという手軽さ、便利さは1度使うとやめられなくなるといいます。
せっかくWebプラグインがプリインストールされている端末を使っているなら、1度はその便利さを体感してみたいと思いませんか。
アンインストールはその後でも遅くはないのですから。