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コンビニでお得な電子マネーはどれ?ポイントで徹底検証!

Image copyright Catherine Lane 2015

コンビニは電子マネーでスマート支払い

コンビニ店頭でのお買い物には電子マネーでの支払いが便利でお得です。
電子マネーの種類によってポイント還元率などが異なるため、ライフスタイルに合わせていちばんお得に使える電子マネーを見きわめる必要があります。

コンビニで使える電子マネー

全国のコンビニで共通して使える電子マネー。
コンビニで使える電子マネーにはいくつかのバリエーションがあり、それぞれにメリットとデメリットがあるため慎重に比較したうえで、普段の生活のなかで無理なく使える電子マネーを選ぶことがポイントです。
コンビニで便利に使えるお得な電子マネーについてまとめました。

多くのコンビニで利用できる共通の電子マネー

電子マネーというと、はじめのうちは「現金のかわり」という程度の認識でしたが、最近では役割や機能が格段に充実し、ウェブ決済やポイント還元などのサービスを全国共通で利用できるようになりました。
コンビニで使ってお得になる便利な電子マネーについて具体的にお伝えしていきます。
 

交通機関系電子マネー

電子マネーの黎明期から広く認知されている交通系IC。
SuicaやPASMOなどがこれに分類され、もともとは電車やバスなどの乗車をキップなしでスムーズに行えるように開発されました。
現在はSuicaやPASMOも全国のコンビニで決済手段として利用できるようになり、プリペイド方式の電子マネーとしてはもっとも幅広く普及していると言えます。
クレジットカードからチャージを行うことでポイントが付加されるシステムもあり、チャージするだけでどんどんお得になっていく仕組みになっています。
 

楽天Edy

楽天グループ発行の電子マネー、Edy。
日本全国のEdy加盟店はもちろんのこと、楽天市場などのオンラインショッピングなどの決済にも利用することができるなど、利用範囲が広いことで支持されています。
全国の109シネマやマクドナルドなど、意外なところでEdyが使えたりするので、Edyを1枚つくるか、アプリのかたちでスマートフォンにインストールしておくと利便性がさらに向上します。
 

iD

ドコモグループ運営のiD。
SuicaやPASMO、Edyとは異なりポストペイ(あとから代金が請求される方式)のため残高切れの心配がなく、クレジットカードとほぼ同じ感覚で便利に利用することができます。
ただ、ポストペイ方式のため残高の確認がしにくく、どんどん使っているうちにいつの間にか請求額が大変なことになっていた、というケースも決してめずらしくありません。
iDをはじめ、ポストペイ方式の電子マネーを利用する際には自分のなかであらかじめ利用条件を決めておくなど、使いすぎをふせぐための対策を考えておきましょう。
 

QUICPay

iPhoneシリーズに標準搭載されていることで話題となったQUICPay。
JCBカードグループとの提携が進んでおり、iDと同じくポストペイ方式の電子マネーとして普及が進んでいます。
クレジットカードとのひもづけが前提となるためセキュリティ面ではやや不安が残りますが、安全な店舗でしか使わないなどの対策を講じることでリスクを最小限におさえることができます。

セブンイレブンではnanacoの利用がお得

セブンイレブン発行のnanacoは、利用範囲がやや狭いながらもポイント還元率や独自のキャンペーンなどでインセンティブを高め、幅広いユーザー層を獲得しています。
nanacoをさらにお得に使いこなすためのポイントについて解説していきます。
 

nanacoのみのキャンペーンがある

nanacoが電子マネーとして長いスパンで親しまれている要因として、独自キャンペーンが挙げられます。
毎月7のつく日にセブンイレブンで買い物をするとポイントが5倍付加されたり、キャンペーン期間中に一定以上のポイントを貯めるとお得な商品に交換できたりと、nanacoユーザー限定のプレミアムサービスを充実させることで他の電子マネーとの差別化をはかっています。
nanaco初心者の方はぜひキャンペーンの詳細を確認し、nanacoポイントを効率よく貯めていきましょう。
 

ポイントが貯まりやすい

nanacoのポイント還元率は通常1%で、100円の買い物につき1ポイントが付加されるシステムになっています。
さらに、定期的に実施されるnanacoキャンペーン期間中には最大でポイント還元率が5倍になるなど、短期間でポイントがどんどん貯まっていく、といううれしい特典が用意されています。
 

公共料金やチケットの支払いも可能

電子マネーでは基本的に、公共料金やライブチケットの決済は行えません。
ただ、nanacoであれば公共料金、ライブチケットの代金などを支払うことができますので、「公共料金をコンビニで支払うたびに時間がかかってレジが混雑してしまう」などのストレスを軽減することができます。

ローソンではdカードプリペイドの利用がお得

ローソンでの買い物なら、「dカードプリペイド」の利用がお得です。
レジでカードを提示するだけで代金が無条件に割引され、さらにポイントが付与されるなど、使えば使うほどお得になる仕組みになっています。
 

dカード プリペイド決済で支払えば常時3%OFF

ローソンでの買い物の際、レジでdカードプリペイドを提示することにより代金がどんな時でも3%割引になります。
3%というとコンビニの買い物ではそれほどの金額にはならないように思えるかもしれませんが、毎日ローソンを利用することを考えるとけっこうまとまった割引率になるため、近所にローソンがある方はぜひdカードプリペイドをつくっておきましょう。
 

さらにポイントも付与される

3%の割引だけでもユーザーにとってはうれしい特典ですが、ローソンでdカードプリペイドを使うと「1ポイント=200円」の還元率でポイントが付加されます。
これもまた「ちりも積もれば山となる」で、仮に毎日600円のお弁当を昼食に買っていったとすると1カ月あたり90ポイントが貯まっていく計算になり、dカードプリペイドの利便性が実感できます。

電子マネーの注意点

コンビニでもファミレスでも、ウェブ決済でも使える電子マネーですが、電子マネーであるがゆえの弱点もあり、注意点をあらかじめ把握しておくことで予期せぬトラブルをふせぐことができます。

セキュリティに弱い

電子マネーや磁気によるICチップの弱点として、セキュリティ面が弱い、という点が挙げられます。
ほとんどの店舗ではきちんとしたセキュリティ対策を施していますが、電子的に処理される以上どうしてもスキミングのリスクをゼロにすることはできず、決済時にクレジットカード情報を盗み取られた、などの被害が少なからず発生しています。
クレジットカード連動型の電子マネーは極力使用しないなど、個人情報の管理を徹底して安全に使いましょう。

払い戻しができない

電子マネーは原則として払い戻しが認められていません。
したがって、プリペイド方式の電子マネーでは多めにチャージしすぎていつの間にか使わなくなってしまう、などの無駄が起こりやすく、コスト的にも大きなロスとなります。
複数の電子マネーを使い分けている方はそれぞれの残金をノートに記録しておくなど、残高の手軽な管理方法を考えておきましょう。

お金の管理がしづらい

現金いらずでスムーズに買い物ができる電子マネーですが、反面、カード残高をこまめにチェックしないかぎりお金の出入りが把握しにくく、便利さにかまけて知らないうちにまとまった金額を使ってしまう、ということにもなりかねません。
プリペイド方式の電子マネーなら毎月のチャージ日を決めておく、ポストペイ方式の電子マネーは極力使わないなど、自分のなかでルールをきっちり決めておくことで使いすぎをふせぐことができます。

電子マネーを理解して賢く使おう

同じ電子マネーでも交通系IC、流通系電子マネーなどさまざまな系統があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ポイント還元率やキャンペーン期間などの違いを把握したうえで、暮らしのなかで使いやすい電子マネーを選びましょう。