年収は【幸福度】を左右する?自分自身の幸せについて考えてみよう

February, 09, 2018

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年収と幸福度との相関関係

幸福度の平均は10点満点で6.41

内閣府の経済社会総合研究所によって行われている「幸福度に関する研究」職場の人間関係や、プライベートでの趣味など、いくつかの項目にわけてアンケートを行っています。
この調査結果において、日本に住む人々の幸福度の平均は10点満点中、6.41であることがわかりました。

幸福度には、年収・家族関係・健康状況など、重視するさまざまなポイントがあります。
なにを重視するかは、人によってそれぞれ。
6.41という数字が高いと感じるか、低いと感じるかにも個人差があるでしょう。
また「お金があれば幸福度も高いはず…」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうとは限りません。

年収200万円未満は5.5と最も低い

年収200万円未満の幸福度の平均は5.5。
トータルでみたときの平均を大きく下回っています。
実は、この5.5という数字は年収別の幸福度において、最も低い数値。
年収が200万円に満たない場合は、少なからず幸福度が下がってしまうことがわかります。

年収200万円であると、ボーナスなしで考えた場合の月収は約16万円。
手取りは13万円程度となります。
地方であれば暮らしていけるかもしれませんが、東京都など都会で自立して暮らすには、節制が必要となるでしょう。

年収1,000~1,200万円が7.4と最も高い

年収1,000~1,200万円の幸福度の平均は7.4。
トータルでみたときの平均を大きく上回っています。
7.4という数字は、年収別の幸福度において、最も高い数値。
年収が1,000万円をこえると、幸福度の平均はアップするようです。

年収1,000万円は、ボーナスなしで考えると月収83万円。
ボーナスを考慮すると、月収60~65万円が妥当でしょう。
手取りになると50万円前後となります。
手取りが50万円となれば、生活にも余裕が出てきます。
幸福度が上がることにも納得ですね。

1,200万円を超えると上昇しない

幸福度の平均が一番高くなったのが、年収1,000~1,200万円「年収が上がるにつれて、幸福度もどんどん高くなっていくのでは…」と考える方も多いですが、そうではありません。
実は、年収1,200万円を超えると、幸福度の平均は上昇しないのです。

年収1,400万円の幸福度の平均は7.2。
年収1,000~1,200万円と比較すると、0.2幸福度が低くなっています。
このことから「幸福度=年収」とは言い切れないことがわかります。
幸福度は、年収だけでなく、さまざまな事柄が影響していると考えられるでしょう。

年収が高いのに幸福度が上がらない理由

金銭による幸せは長続きしない

「お金があれば幸せ」という考えをお持ちの方も多いでしょう。
しかし、金銭による幸せはあまり長続きしません。
というのも、お金があることが当たり前になってしまうと、幸せを感じにくくなってしまうのです。

お金を惜しみなく使えることが当たり前、欲しいものが買えることが当たり前となると、「欲しいものを手にしたときの幸せ」も少なくなってしまいます。
金銭があることによる幸せは一時的なもの。
もちろん安定した暮らしを手に入れることはできますが、それが必ずしも幸福度につながるとは限らないのです。

忙しすぎて休む暇がない

年収が高い人は、そうでない人と比較すると忙しい傾向にあります。
とくに仕事をバリバリとこなしている方は、休む暇もないでしょう。
どんなに年収が高くとも、余暇がなければリフレッシュすることができません。

時間は、年収が低い人にも高い人にも平等に与えられています。
すべての人に平等に与えられた「時間」をどのように過ごすか…ということも幸福度に大きく影響を与えるでしょう。
年収が低い高いに関わらず、時間の使い方はとても重要となります。

お金の限界効用を超えてしまっている

年収が高くても幸福度が上がらないのは、お金の限界効用を超えてしまっていると考えられます。
お金の限界効用とは「お金が増加することによって、得られる満足度」のこと。

たとえば時給1,000円だった仕事が、1,000円プラスで時給2,000円になると、ほとんどの人が「嬉しい、もっと頑張ろう」と思うでしょう。
このときの満足度(効用)を10とします。
では、時給10,000円の仕事が、1,000円プラスで時給11,000円になった場合はどうでしょうか。
ほとんどの人は、時給1,000円から2,000円にアップしたときより、満足度が下がってしまいます。
人によっては満足度が、1~2となるかもしれません。

これが「効用」が小さくなる例の一つ。
年収1,200万円から幸福度が上昇しないのは、「満足度が0に近づき、お金の限界効用を超えてしまっている可能性がある」と考えられますね。

お金目当ての人が寄ってくるから

年収が高くなると、お金目当ての人が寄ってくる可能性があります。
「宝くじが当選すると、周りに人が増えた」という話を耳にしたことがある方も多いでしょう。
これは、お金目当てに近づく人が増えるということ。
年収が高くなると、これと同様のことが起こりうるのです。

お金を目的に近づかれるというのは、気持ちのよいものではありません。
知らぬ間にストレスがたまり、幸福度が下がってしまうと考えられるでしょう。

生活レベルが上がり支出に苦しむ

年収が高くなると、それだけ生活レベルが上がります。
年収が高くなっても、生活レベルを上げない…というのは実はとても難しいこと。
ほとんどの人は、年収アップとともに、生活レベルもアップします。

そうなると、年収が低かったときには無かった出費が膨らみます。
多額の住宅ローンや、海外旅行費用など。
「年収は高くなったけど、支出が多くて苦しい」という人は、意外にも多くいらっしゃるのです。

年収以外で幸福度を左右するもの

配偶者や子供の有無

幸福度を左右する項目の一つに、配偶者や子供の有無があります。
配偶者のいる人は、未婚者と比較すると幸福度が高い傾向に。
また、第1子が誕生した女性の幸福度は非常に高くなっており、子供の有無が人の幸福度に大きな影響を与えることがわかります。

このようなことから「家族関係の項目は、幸福度を左右する」といえるでしょう。
年収が低くとも、家族関係において満足している人は、幸福度が高くなりやすいのです。

ボランティアなどの社会貢献

ボランティアなどの社会貢献をしている人も、幸福度が高い傾向にあります。
ボランティアは慈善活動の一つ。
無償で社会活動に参加すると「自分は人のためになっているんだ…」と感じやすいのです。

人のためになにかを行うことは、自分自身の幸せにもつながります。
ボランティアに興味がある方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。

夢中になれる趣味がある

趣味の時間や、自由な時間は幸福度を大きく左右します。
趣味がある人とない人では、幸福度が変わってくるのです。
とくに、夢中になれる趣味がある人は、とてもいきいきと輝いています。

趣味はどんなものでも構いません。
自分一人で黙々と行うものでも、大勢でワイワイ楽しむものでもOK。
人生の中で、夢中になれる趣味を見つけることが大切です。
趣味が見つからない場合は、いろいろなことにチャレンジしてみることをおすすめします。

信頼できる友人の存在

信頼できる友人の存在は、幸福度に大きく関係します。
信頼できる友人がいれば、悩みや愚痴も聞いてもらうことができるでしょう。

つらいときは励ましあい、楽しいときはともに笑える友人は、とても大きな存在。
信頼できる友人がいる人は、幸福度が高くなる傾向にあります。
長い付き合いの友人は、気心も知れており、居心地がよいもの。
今そばにいる友人をぜひ大切になさってくださいね。

病気をせずに健康な体を維持している

健康は、幸福度を大きく左右します。
体に不調があったり、病気になってしまうと幸福度が下がってしまいます。
また「健康に不安がある」という場合も、幸福度が下がる傾向にあるようです。

健康な心身を維持していることは、幸福度を高める重要なポイント。
食生活に気をつかったり、定期的な運動を心掛けるとよいでしょう。

年収にとらわれないで自分の幸せを見つけよう

「幸福度=年収」ではありません。
人の幸福度は、さまざまな事柄に関係しているのです。
もちろん幸せの感じ方は人それぞれ。
お金を重視する人もいれば、家族関係を重視する人もいるでしょう。

大切なのは、なにか一つにとらわれず、自分の幸せを見つけること。
これを機に「自分の幸せ」について考えてみてはいかがでしょうか。

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