変額年金保険について初心者が知っておきたい基礎知識まとめ

December, 31, 2018

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運用次第で受取額がアップする変額年金保険の仕組み

老後の貴重な収入源として注目されている変額年金保険。
保険というと仕組みが一見複雑そうで、初心者にはとっつきにくいかもしれません。
変額年金保険の仕組みについてまとめました。

変額年金保険の基本的な仕組み

老後のそなえだけでなく、投資商品としても注目度が高まっている変額年金保険。
「ウェブサイトやパンフレットを見ても今ひとつ仕組みがわかりにくい!」という方のために、まずは変額年金保険の基礎知識についておさらいしておきましょう。

運用次第でプラスにもマイナスにもなる

変額年金保険とは、保険の積立金を株式や債券への投資にまわし、その運用益を将来の保険金や解約返戻金に還元するというタイプの保険です。
通常の生命保険などと異なり、毎月の積立金を運用にまわすため投資商品としての側面が強く、経済状況次第ではもともとの元金を何倍にも増やすことができます。

変額年金保険は運用次第で高いリターンが得られる可能性がある魅力的な商品ですが、景気の状態や運用形態などによっては思わぬ損失を出してしまうリスクがあるため、基本的な仕組みを理解したうえで自己責任にもとづいて加入しましょう。

保険会社や銀行・証券会社でも金融機関で購入できる

変額年金保険は比較的ポピュラーな金融商品であり、保険会社や銀行、証券会社など各種金融機関で購入することができます。
変額年金保険は仕組みが複雑であり、運用にあたっては専門的な知識が必要となるため、購入にあたっては金融商品について熟知した販売員による説明を受けることになります。

また、変額年金保険は「加入したらそれで安心」というものではありません。
その時々の経済状況を鑑みながら最大限の運用益を期待できるようこまめにリターンをチェックすることが大切で、そのためにも担当の販売員とは緊密な信頼関係を築いておく必要があります。

変額年金保険のメリットとデメリットについて

変額年金保険の基本的な仕組みが理解できたところで、次は金融商品としてのメリットとデメリットについて簡単におさらいしておきましょう。

メリットについて

変額年金保険の大きなメリットは、「貯蓄と投資の要素を併せ持っている」という点にあります。
たとえば、1000万円の老後資金はそのまま持っていても1000万円にしかなりませんが、年金保険のかたちで運用していくことで1000万円の元手が1500万円にも、2000万円にもなる可能性があります。

元金保証がついているタイプの変額年金保険であれば、仮に運用によって積立金よりも損失のほうが上まわった場合でも将来的に元金がゼロになる、ということもありません。

インフレ相場に強い

従来型の生命保険などでは、「インフレに弱い」という弱点が指摘されていました。
毎月の保険料、将来もらえる保険金があらかじめ固定されているため、保険金受取時にインフレなどで物価が上昇していた場合、保険金の額面が同じだったとしてもお金としての価値が実質的に下がってしまいます。

その点、その時々の経済情勢を見て保険料の額を変えられる変額年金保険であれば運用益そのものが増えるため、仮に将来インフレが起こったとしても価値の目減り分をカバーできると言われています。

生命保険の税制メリットを受けられる

通常の生命保険と同様、変額年金保険の場合も支払った保険料が生命保険料控除の対象となり、結果として納めるべき税額を少なくすることができます。
控除申請は毎年の確定申告で行い、最近ではウェブサイト上から手軽に手続きがすませられますので、申請期間の前にあらかじめ注意点を確認しておきましょう。

購入時の手数料がかからない

通常の生命保険や金融商品では購入時に一定の手数料が発生しますが、ほとんどの変額年金保険では購入時の手数料がゼロとなり、実質的に運用駅を増やすことにつながります。
ただ、一部の変額年金保険では数百円単位の手数料が発生するケースがありますので、その点については担当の販売員に確認しておきましょう。

相続時に生命保険の非課税枠が適用される

子供や孫への贈与目的として変額年金保険に加入するケースが増えてきています。
相続においては生命保険の非課税枠がもうけられており、一定の基準内であれば生命保険を相続で受け取っても相続税が免除、または減額される可能性があります。

くわしい仕組みや優遇制度を知らずに相続の手続きを行うと、本来ならば支払う必要のない相続税を納めることになってしまいますので、あらかじめ理解を深めておきましょう。

デメリットについて

老後の新しい資産運用として注目されている変額年金保険。
運用がうまくいけばローリスクで高いリターンを得ることができますが、やはり投資標品のため一定の注意点があります。
変額年金保険のデメリットについて見ていきましょう。

元本保証ではない

通常の生命保険とは異なり、変額年金保険は原則として元本保証つきの商品ではありません。
元本の保証がないということは損失のほうが元本を上まわった場合でも補償を受けることができません。
ただ、商品によっては変額年金保険でも元本保証を謳っているものがありますので、より安全で安定した資産運用がしたい、という方にはこちらのほうがおすすめと言えるでしょう。

運用コストがかかる

変額年金保険は投資をメインにした金融商品です。
生命保険にかぎらず、金融商品による資産運用では毎月一定の運用コストが発生し、その分をあらかじめ組み入れたうえで綿密な運用プランを組み立てることが大切です。
具体的な運用コストについては変額年金保険の種類によっても異なりますので、担当の販売員に疑問点を事細かく質問しておきましょう。

変額年金保険を購入する際の注意点

保険料は一括払いである

通常の生命保険は基本的に保険料を毎月分割で納めるかたちになっていますが、変額年金保険の場合は保険料の一括払いが主流です。
月々の保険料を一括払いにすると意外とまとまったコストになってしまうことがありますので、そのあたりのバランスについても加入前に慎重に検討しておきましょう。
確定申告での控除申請を考慮し、保険料の明細はすぐに破棄せず、少なくとも3年分以上は大切に保管しておきましょう。

相場次第で元本割れになる可能性がある

大前提として、変額年金保険はリスクのある金融商品であることを理解しておきましょう。
投資商品には元本割れのリスクがつきものであり、必ずしもプラン通りの保険金が受け取れない場合があります。
もちろん、資産運用にあたっては担当の販売員がマンツーマンでアドバイスを行い、適切なリスクヘッジを提案してくれますが、基本的には自己責任にもとづいた投資商品であることをおさえておくことがポイントになります。

変額年金保険のリスクを理解して加入を検討しよう

老後資金を大きく増やせる可能性もある変額年金保険。
投資商品としては非常に魅力的ですが、加入にあたってはまずメリットとデメリットを慎重に比較したうえでライフスタイルに合った金融商品を選ぶようにしましょう。

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