「ニーサで始める投資信託」知識を習得して賢い投資家を目指そう

February, 09, 2018

記事が良かったらシェアして下さいね♪

初心者にもわかるニーサと投資信託

テレビ番組やCMで最近よく耳にする「ニーサ」。
ニーサについてわかることは、投資に関する制度ということぐらいで、実際はあまり知らないという人も多いはずです。
ここでは、ニーサの基本情報から、利用するにあたってのメリットやデメリットなどを紹介。
投資をこれからはじめる人にとって、抑えておきたいポイントです。
投資に関しての知識を増やし、賢い投資家になる準備をはじめましょう。

ニーサとはどんなものか

少額投資非課税制度の愛称

「ニーサ」の正式名所は、「少額投資非課税制度」。
2014年から始まった、個人投資家のための税制優遇制度です。
通常、株式や投資信託で得た利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、ニーサを利用することで税金がかからなくなります。

例えば、投資をして20万円の利益が出た場合、ニーサ以外の投資では20万円に対して20%課税されるため、実際の利益額は16万円。
しかし、ニーサを利用すると、非課税のため20万円すべてが利益になります。

投資家を増やすための国の制度

ニーサは、国民の貯金されているお金を、資産形成のための投資に利用してもらうため、いま国が推し進めている制度です。
投資で得た利益を非課税にすることで、これまで投資には興味がなかった人や若者にもやってみようと思ってもらい、個人投資家を増やすことが目的です。
詳しくは金融庁のホームページで確認することができます。

【参考リンク:http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/】

証券会社 銀行で開設可能

ニーサを利用するには、ニーサ口座を開設し、その口座で資金運用をする必要があります。
口座は、証券会社や銀行、一部の生命保険会社や運用会社などで開設可能。
日本在住で年齢が二十歳以上であれば、誰でもつくることができます。

また、0歳から19歳までの未成年者は、「ジュニアニーサ」が利用できます。
ジュニアニーサは、18歳まで払い出しができないため、子どもの将来のための資産形成手段として活用するのがおすすめです。
万が一、途中で払い出しをした場合は、利益に対して課税されてしまうので注意が必要です。

最長5年非課税になる制度

投資額年120万円までで得た利益は、投資を始めた年を含む、最長5年間非課税になります。
非課税枠の最大額は600万円。
この範囲内であれば、得た利益はすべて儲けになります。

例えば、50万円の投資額が、5年後、80万円に値上がりしたとします。
この場合得た30万円の利益は、通常課税対象ですが、ニーサを活用すると非課税になります。
そのため、30万円全額が手元に残ります。
ニーサは長期的な投資を考えている方には、メリットの多い制度といえます。

投資信託とはなにか

投資信託とは、投資したお金の運用などを、専門家に託す金融商品のこと。
自分で運用するかわりに、プロに、金融商品を選ぶところから、運用まですべての判断をお任せします。
メリットとしては、少額からの投資が可能で、プロが運営してくれるため安心なことです。
また、手軽に分散投資ができるため、大きな損を防ぐことができます。

デメリットとしては、預金とは違い、元本割れの可能性があるということ。
投資家初心者はリスク軽減のため、少額からのスタートがおすすめです。

ニーサのメリット

小額から投資可能

ニーサは、投資の上限額はありますが、下限額はありません。
金融商品にもよりますが、500円や1,000円から投資することができます。
投資額によって、利益や配当金も異なってきます。
投資目的や目標金額をしっかり設定し、それに応じた投資額を準備しましょう。

少額での投資スタートは、損をした場合のリスクが少ないです。
少額から投資が可能で、非課税な点は、投資家初心者にとって、安心して投資を始められる最大のメリットといえます。

確定申告不要

ニーサは非課税のため、確定申告が必要ありません。
基本的に、株などの投資で得た利益は、20万円を超えていた場合「給与所得や退職所得以外の所得」に該当するため、確定申告をする必要があります。
しかし、ニーサ口座で得た利益は、非課税なので確定申告は必要ないということになります。

ただし、ニーサ口座で得た配当金は、受領口座によって確定申告が必要な場合があります。
配当金受領証方式や発録配当金受領口座方式を選択している場合は、配当金が郵便局や銀行口座に入金されます。
ニーサ口座以外で受け取った配当金は課税対象になります。
この場合は、確定申告が必要になるので注意しましょう。

積み立て投資が可能

ニーサの積み立て投資は、2018年から始まった制度。
2037年まで投資可能で、2056年まで運用することができます。
積み立て投資は、毎月一定額を投資していくことにより、少しづつ資産が増えていきます。
ニーサとは異なり、非課税枠は40万円で、非課税期間は20年間です。

少額から投資が可能なため、長期的にコツコツ資産形成したい方にはおすすめです。
ニーサにくらべ、商品数は限られていますが、投資家初心者にとってはメリットの多い制度といえるので、ぜひ活用してみましょう。

【参照リンク:http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/】

ニーサのデメリット

口座が一つしか開設できない

原則、同じ年に開設できるのは、すべての金融機関を通して、一人一口座です。
つまり、A証券会社で口座をつくった場合、B証券会社やC銀行では開設することはできません。

ただし、年一回、ニーサ口座の金融機関を変更することは可能です。
その際には、手続きが必要になります。
手間や管理のことを考えると、口座の開設先はしっかり考えてからおこなう必要があります。

損失繰越できない

ニーサ口座と一般口座で運用をした場合、ニーサ口座ででる損失は非課税のため、損失を相殺して翌年に繰り越すことができません。
例えば、ニーサ口座で去年70万円の損失があり、一般口座で今年50万円の利益があった場合、ニーサ口座は損失繰越ができないため、一般口座の今年の利益分50万円に対して税金がかかってきます。

また、損益繰越と同様の理由で損益通算もできません。
ニーサ口座と一般口座での運用には、こういったデメリットもあるので注意しましょう。

一般口座のみでの運用の場合

一般口座のみの運用で、去年70万円の損失があり、今年は50万円の利益があったとします。
この場合、確定申告をおこなえば三年間損失繰越が可能なので、去年の損失分が今年の利益分から差し引かれるため、利益はマイナスになります。
そのため、今年の利益分には税金がかかりません。

おすすめの証券会社

SBI証券

ネット証券開設数No.1の最大手証券会社「SBI証券」。
信用・信頼・実績があり、多くの投資家に支持されています。
海外ETFの買い付け手数料が無料であったり、ニーサ口座対応の海外株が豊富なため、とくに、海外株に注目している人にはおすすめの証券会社です。

また、ニーサ口座での日本株の売買手数料が無料・夜間での取引が可能・銀行との連携などの独自のサービスも充実しています。

楽天証券

国内株から海外株まで幅広い銘柄がそろっている「楽天証券」。
楽天というネームバリューと企業の大きさから、初心者にとっても安心して利用できる証券会社です。
特徴としては、国内株式の売買手数料が無料、投資信託も種類が豊富です。

独自のサービスとして、利用ごとに楽天ポイントが貯まるのも嬉しいメリットです。
また、PCやスマホからも簡単な操作で、いつでもどこからでも取引が可能なことも魅力です。

カブドットコム証券

積み立て投資が可能な「カブドットコム証券」。
少額から投資ができるため、初心者向きの証券会社です。
個人株は買付時のみ手数料が無料。
ニーサ口座を保有していると、一般口座や特定口座からの現物株式売買手数料が割引されたりなどのサービスも充実しています。

幅広い顧客獲得のため、アプリも大変充実しています。
スマホからの操作や取引きはもちろん、投資など用途別にアプリがわかれていたりと、初心者にも利用しやすいサービスが豊富です。

小額から始めてみよう

ニーサは、投資家初心者のための税制優遇制度。
ニーサの活用により、リスクが少なく投資がはじめることができます。
まずは、口座を開設する金融機関を決めることからスタート。
無理のない金額からはじめ、長期的に資産形成していくことがコツです。
ニーサを活用した賢い方法で、資産運用をはじめてみましょう。

Sponsored Link

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでukano358をフォローしよう!

記事が良かったらシェアして下さいね♪