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家計を圧迫しかねないスマホ代の節約
家族が多いと、毎月のスマホ代もかなりの金額になり、家計を圧迫しているかもしれません。
スマホの料金プランを定期的に見直したり、節約するために何か工夫しているという人は、意外に少ないかもしれませんね。
契約したときのプランのままずっと使っていたり、スマホを普段からあまり使わないのに、高いプランで契約していたりしませんか。
節約をするのであれば、むだな部分を整理して改善していくことが必要です。
ここでもう一度、スマホの利用料金について再チェックしてみましょう。
月額料金を今より節約する方法
料金設定の見直し
スマホ利用料の内訳は、通話使用料、ネット通信料、オプション料金、端末代金(分割払い)で成り立っています。
端末代金に関しは、機種代金を分割で支払っている人が該当します。
ちなみに端末代金は、一括でも分割(24回)払いでも、トータル的に支払う金額は変わりません。
一括ですと、機種によっては10万円前後するものもあるので、無理をして1回で支払う必要はないでしょう。
節約するとすれば、通話料金、ネット通信料、オプション料金になってきますが、自分がよく使う料金を、まずは見直すことから始めましょう。
特に、以下の三つのポイントは外せません。
・電話をよくかけるなら、かけ放題プランに変更する
・ゲームや動画などをスマホでよく利用するのであれば、回線制限がない会社に変更する
・オプションで不要なものは整理する
家族でキャリアを揃える
大手キャリアから格安SIMまで、家族でスマホを利用しているなら、利用しているキャリアを揃えて、家族割りを活用しましょう。
家族割りにすると、同じプランを契約することで、スマホの基本使用料や家族間での通話料金が安くなったり、データ通信量を家族で共有できるなどの特典を受けられたりします。
キャリアによって割引金額は違ってきますが、これだけで家族の毎月の支払いが、数千円単位で安くなってきます。
さらに、月額料金だけでなく副数回線を申し込んだことで、2回線以降の料金が還元されるサービスなども、キャリアによってはあるので、それぞれのキャリアの家族割りの内容をよくチェックすることが大切です。
限定キャンペーンなども、見逃さないようにしましょう。
いらないオプションの解約
オプションの見直しも、スマホ利用料金を節約するためには欠かせません。
オプション料金は、月額課金サービスともいいますが、オプション一つにつき数百円の利用料がかかります。
使っていないのに、何気なく契約しているオプションをやめるだけで、毎月、数百円以上の節約ができます。
スマホのオプションは、自分があとから契約したものと、最初に契約しているものがあります。
ショップの窓口で説明を受けて、納得して契約しているのですが、意外に利用していないことが多かったりします。
スマホを契約してそのままの状態ならば、一度、見直すことをおすすめします。
モバイルデータ通信をオフにする
スマホは、モバイルデータ通信設定を切り替えることができます。
オフに設定しておくと、パケット通信料がかからなくなります。
(3G=セルラー回線は使用不可)
Wi-Fi接続をしていれば、メールやインターネット、アプリ、Webブランウジングも問題なく、普通に使えますが、機種によってはデータ通信ができなくなるタイプもあります。
たとえば、カーナビなどのアプリを使用しているときのパケット通信料は、馬鹿になりません。
こちらも、面倒でもマメに切り替えをして使うことで、節約になります。
Wi-Fi設定になっていても、モバイルデータ通信設定をオフにしている人は少ないようです。
節約するためには、こういう細かい点も徹底することが大切になってきます。
アプリを利用する
無料通話アプリや通信量削減アプリなどで、節約することもできます。
無料通話アプリは、何時間話しても通話料は無料ですが、アプリによっては音質が途切れたり聴こえにくいことがあるようです。
たとえば、SkypeやLINE、Viderなどがあります。無料通話アプリは、海外に電話するときにも使用できるので、ビジネスシーンでも利用している人が多いことが特徴です。
また、DatallyやOpera Mini Webブラウザなどの、通信量削減アプリを使うことで、データ受信にかかる通信量を削減できます。
今までは「Opera Mini Webブラウザ」しかありませんでしたが、「Datally」は最近発表されたアプリで、毎日10万人近くのユーザーにダウンロードされている人気ぶりです。
Wi-Fiを使用する
Wi-Fiを利用する方法は、最近では普通に活用されている節約方法です。
ただ、どうしてWi-Fiを利用すると節約になるのか、その理由をご存じでしょうか。
せっかくですので、ここで確認しておきましょう。
Wi-Fiとは、インターネット接続を無線で行うシステムです。
動画やゲームなどの通信料がかかるものも、Wi-Fiならパソコンと同様に無線で接続するため、スマホの料金プラン自体を安くできるのです。
自宅でWi-Fiを利用するためには、無線LAN親機(Wi-Fiルーター)を使います。
Wi-Fiは有線でないので、その電波が届く範囲でなら、テレビやスマホ、パソコンなどを複数台使用できます。
また、外でもWi-Fiスポット(公衆無線LAN)で使用可能です。
コンビニや喫茶店、キャリアが提供しているWi-Fiスポットもあり、そのエリアは拡大しつつあります。
格安スマホに乗り換える
格安スマホは、スマホのSIMを格安なSIMに差し替えて使います。
最近は、その月額料金の安さから、格安スマホに乗り換える人も増えていますが、キャリアでの月額料金よりも3分の1に減らせると評判になっています。
格安SIMを使うためには、今のスマホがSIMロックフリー対応になっている必要があり、それ以外のスマホでは利用できません。
そういう人のためにも、どこのSIMでも使える「SIMフリー端末」も販売されており、本体価格も新品が10,000円台からと、かなり格安です。
SIMフリー端末は海外でも利用ができ、利用料金も格安なので、海外旅行によく行く人にも人気があります。
値段が安くても、通信速度や対応エリアに相違はありません。
そこが人気のゆえんであるのかもしれません。
格安スマホとは
格安スマホとは、格安SIMでスマホを利用することです。
ライフスタイルによっては、通常のキャリアよりも3分の1程度、料金も節約できるので、家族で格安スマホに乗り換えすることで、毎月のスマホ使用料はかなり安くなります。
キャリアのスマホ利用料金は、毎月平均約7,000円といわれており、この金額が高いと感じるのであれば、格安スマホに乗り換えすることをおすすめします。
普段から、スマホを利用することが少ない人は、見直すことでかなりの節約が期待できるでしょう。
格安SIMには「音声SIM」と「データSIM」があります。
データSIMのほうが料金は安いのですが、電話番号がなく、データ通信のみなので、思案のしどころです。
音声SIMは、通常のスマホと同じように使用できます。
格安スマホのメリットとデメリット
月額料金を抑えられる
何といっても、格安スマホに乗り換える理由のダントツに挙げられることは、「月額料金が安い」ことではないでしょうか。
キャリアの月額料金よりも、3分の1~2分の1に抑えられることは、大変魅力です。
格安スマホの月額料金の相場は、2,000円前後となっています。
すると、今までの月額料金が7,000円程度だったとすれば、約5,000円も節約できることになります。
信じられないくらいの安さですが、この金額でスマホが問題なく使えるのであれば、乗り換えないことは損というものです。
現在は、格安スマホもいろいろな会社が提供しています。
自分に合った会社を診断できるサイトもあるので、そちらを参考にされてもいいかもしれません。
今までの端末をそのまま使える
格安スマホとして使用できるキャリアは、auかドコモです。
これは、通信回線をauとドコモからレンタルしているためです。
通常はどちらかのキャリアに対応していますが、mineoとIIJmioはauとドコモの両方に適応しています。
もともと、auとドコモを利用してきた人は、SIMロック解除の必要もなく、そのまま使用できますが、店頭でSIMロック解除をしていませんので、おのずと利用する会社が決まってきます。
それ以外のキャリアの人は、SIMロック解除をして使用するか、SIMフリースマホを購入して利用します。
本体価格も10,000円台からあるので、キャリアのスマホと比較すると、かなりお手頃価格で購入できます。
通話をよくする人は高くなってしまう
格安スマホでネックになることは、通話料金が高いことでしょう。
この通話料金が高いという意味は、長電話をすることが多い人を指します。
格安スマホでも、かけ放題プランはありますが、5分以内と通話時間が短く設定されています。
したがって、短い通話を何度もする分には問題ありませんが、長距離恋愛などのカップルが、頻繁に長電話をするには向かないといえるでしょう。
もちろん、長時間の電話には、無料通話アプリを活用するという方法もあるため、長電話をする人でも月額料金を節約したいのであれば、乗り換えがデメリットになるとはいい切れません。
ただし、LINEやSkypeなどは相手もアプリに登録していないと使用できません。
そういう点を考えますと、ビジネスシーンで、頻繁に5分以上の通話をする人には向かないでしょう。
キャリアメールが使えない
意外に知られていない点に、格安スマホは「キャリアメールが使えない」ということがあります。
キャリアメールとは、au(@ ezweb.ne.jp)やドコモ(@docom.ne.jp)などの独自のメールです。
格安スマホでは、Gmailなどのフリーメールしか使えないのです。
普段から、フリーメールを使用している人はいいですが、メールを送信する相手がキャリアメールだった場合、フリーメールですと迷惑メールと判断されて、受信拒否されてしまうことがあります。
ビジネスシーンでは、フリーメールを使うことも増えていますが、そうでない場合は、少し困ったことになりそうです。
料金を安くして負担を減らそう
スマホの月額料金が高いと感じている人は、9割にものぼるといわれています。
この結果から、ほとんどの人が高いと感じていることになります。
利用ユーザーが増えつつある格安スマホに乗り換えることも、スマホの月額料金を節約する方法になります。
しかし、まずは今のスマホを使いながら、節約がどれだけできるかを試してみて、毎月の支払い金額が安くなれば、むだなコストもかからずに、結果的には一番節約につながるかもしれません。
もしも、料金が高いと感じている人は、利用状況を再度チェックしてみるといいかもしれません。