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5人家族の平均的な生活費の内訳
食費は約8万円
子供が3人いる家族の場合、生活費の内訳の平均はどのようになっているのでしょうか。
まずは、削れるようで難しい食費についてです。
5人家族の食費の平均は、約8万円といわれています。
もちろん、子供の年齢によって変わってきますが、育ち盛りの子供がいる世代であれば、食費は高くなる傾向があります。
子供のうちは、バランスのよい食事を与えることが重要です。
そのため、偏った料理ばかりではよくありません。
ビタミンやタンパク質などを摂取するために、野菜や肉・魚などを購入する必要があります。
主食だけでなく、食材を揃えるとなると意外と掛かるものです。
主食のお米も、育ち盛りの子供はたくさん食べます。
その為、お米の消費量が高くなり、食費に大きく影響します。
さらに、おやつやご主人のお酒代なども含めると、生活費の中でも占める割合が高くなります。
光熱費は約3万円
5人家族の生活費の中で掛かる光熱費は、平均で約3万円といわれています。
人数が増えれば、部屋数も増え夏の冷房や冬の暖房などで、かさんできます。
子供の人数分部屋があり、夫婦の部屋そしてリビングやキッチンなど家の中に全員いれば、それだけ電気代が掛かります。
人数が増えても、光熱費なんて変わらないと思いがちですが、実は4人から5人に増えるだけで、約2,500円ほどの差が出るともいわれています。
そして、お風呂にそれぞれ1人ずつ入りシャワーを使うことで、水道代も変わってきます。
5人一緒にお風呂に入るのであれば、よいですがそうもいかないものです。
教育費は約3万円
教育費に関しては、平均約3万円といわれていますが、これは子供の通う学校が公立か私立かでも大きく違ってきます。
さらに、おけいこ事や塾などに通うことになれば、出費も多くなってきます。
毎月10万円以上の教育費を払っている家庭もあります。
子供にかかる教育費は、義務であるため削ることは難しいといえます。
節約は必要ですが、子供が希望をするおけいこ事などもできれば叶えてあげたいのが親心です。
子供が増えれば増えただけ、教育費は掛かってしまうものです。
娯楽費は約3万円
生活費の中でいう娯楽費とは、家族で外出したり、カメラなどを購入したりするなどのことにあたります。
遠出の家族旅行などもありますが、平均すると約3万円といわれています。
子供のために必要なおもちゃや、ゲームなども含まれます。
小さな子供であれば、小額で済みますが小学生以上ともなれば、ゲームなどの高額なおもちゃを必要とします。
そして、誕生日やクリスマスなどプレゼントも子供が増えれば、それだけ出費になってしまうのは仕方のないことです。
1カ月の平均支出は約33万円
子供が3人いる5人家族の平均的な月の支出は、約33万円といわれています。
食費・光熱費・教育費・娯楽費に加え、住居費やその他生活用品、通信台や交通費なども掛かります。
家族が多ければ多いほど、支出が増えてしまうのは仕方のないことですが、やりくりに頭を悩ませることになります。
もちろんこの生活費に対して、どのくらいの収入があるのかによって変わってきます。
もし、収入が30万円ほどであればかなり厳しく、やりくりに工夫をしなければなりません。
しかし、収入が100万円あるということであれば、余裕があるのでゆとりを持って暮らすことができます。
食費を賢く節約するポイント
家計簿をつける
意外と掛かってしまう食費を賢く節約するには、どんな方法があるのでしょうか。
ひとつの方法は、家計簿をしっかりと付け、収入と支出の状態を把握することです。
ざっくりとこんな感じだろうと思っていても、実は思ったより出費があったというケースも多くあります。
一度試しに家計簿を付けてみましょう。
その際には、必ずレシートの保管をします。
その結果を分析し、翌月の目標額を決めます。
食費の目標額を、その月の日数で割り、その食費以内で買い物をするようにしてみます。
たまには、子供がすき焼きを食べたいとねだることもあります。
もし、その日に買い物の目標額からオーバーをしてしまったら、翌日その差額を考えた節約メニューを考えましょう。
例えば、すき焼きをリメイクするなど、少ない材料でできる献立を考えていけばよいのです。
このように家計簿を付けることで、支出がわかりやすくなり無駄な買い物も控えることができるでしょう。
外食は週に1回に抑える
ついつい外食に頼ってしまう人は、最低でも週に1回に抑えるようにしましょう。
そして、その外食で使った分のお金が一日の目標額をオーバーしてしまったのなら、翌日以降にマイナスをしておくことも重要です。
必ず、外食も食費として家計簿に付けてください。
外食先をチョイスすることも大切です。
家族5人で高級レストランに行けばそれだけ出費がかさみます。
しかし、低価格のお店を選んでおけば翌日以降の負担が少なくなります。
小さな子供がいる場合は、母親と一緒に食べられるメニューを選ぶなど工夫をしましょう。
エンゲル係数を25%以下に抑える
エンゲル係数という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、学校で習ったけれど実際計算をしたことはないという人も多くいます。
エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める食費の割合を示すものです。
計算方法は、食費÷消費支出×100=エンゲル係数となっています。
このエンゲル係数は、当然家族の人数が多ければ高くなる傾向があります。
そして、年配だけの家族に比べて子供がいる家族の方が高くなります。
実際に、家計簿などで出た数字を元に計算をしてみましょう。
理想としては、エンゲル係数を25%以下に抑えることがおすすめです。
食費専用の財布を準備する
家計簿を付けることで、食費のやりくりが明確になります。
そして、さらに無駄な買い物をしないためには、食費専用の財布を準備することです。
食費用の専用財布に必要なお金だけを入れて買い物に行けばよいのです。
その専用財布の中からだけ使うようにする習慣をつけましょう。
お財布をいくつも持つのが苦手だという人は、仕切りがついている財布を使うと便利です。
ただし、どっちが食費用だったかわからなくならないような工夫は必要です。
必ず自分で管理ができるようにしましょう。
レシートもそのお財布に入れていれば無くさずに保管できます。
食費を抑える買い物のやり方
嗜好品はなるべく我慢する
子供がいるとどうしても多くなりがちなお菓子やジュースや、ご主人が好きなお酒などは、食費がかさむ原因になりやすいといえます。
欲しいといったものをすべて買い与えていたら、本当に必要な食費に影響してしまいます。
一日に使える食費を考え、なるべく値段が低めなお菓子やジュースなどを選ぶようにし、できる限り我慢するようにしましょう。
ある程度保存のきくお菓子などであれば、余裕があるときにお得パックなどを買っておいたり、プロモーションなどを上手に使うようにしましょう。
安いからといって買いだめしない
一日に使える食費を考えて買い物をするようになれば、必要なものだけを買う習慣がついてくるはずです。
その中で、ついついやってしまうのが安売りのまとめ買いです。
しかし、これは一見お得なようでいて、損をしてしまうケースもあります。
保存がきく確実に使う調味料であれば、まだよいですが、それでも買い過ぎはマイナスになってしまいます。
毎回安売りのまとめ買いをしていると、自宅の在庫状況が把握できなくなります。
あるものを無いと勘違いし、同じものを買ってしまう可能性も。
それが余分な出費につながってしまうのです。
節約をするのであれば、必要なものをその日に買うようにしましょう。
自宅のストックがわからないほどの状況にならないようにすることが大切です。
特売日を利用する
頻繁に使う食材は、できるだけ安く購入できれば節約につながります。
その際に、使っておきたいのはスーパーの特売日です。
広告などをこまめにチェックしておくとよいでしょう。
スーパーなどでは、毎日さまざまな特売を提供しています。
肉が安い日なら、肉を使った料理にするなど工夫をして節約をしましょう。
そして、見逃せないのはスーパーの夕方セールです。
賞味期限などが限られたものもありますが、当日もしくは翌日に使う分になるので大丈夫といえます。
上手に特売を利用することで、日々の食費を抑えられることになります。
買いだめはよくないですが、必要なものだけを安く手に入れるのであれば利用価値があります。
子供や夫とは一緒に行かない
買い物をする際に、子供や夫と一緒に行くとどうしても余分なものを買ってしまう原因になります。
嗜好品をねだられたりすることを考えると、できる限り買い物は一人で行くことがベターだといえます。
たまには、一緒に買い物に行く機会もあると思いますが、決まった食費をオーバーしないように心掛けましょう。
しかし中には、どうしても子供を連れて行かなければならない人もいます。
毎回、お菓子などを買うのはやめる習慣をつけて、お菓子を買ってもよい日を作り、その日まで大事に食べさせるのもしつけとしてもよいといえるでしょう。
食費を抑えて家計にゆとりを持とう
食事は生活にとって、大切なものです。
節約をするために、栄養バランスを崩してしまうようなことはよくありません。
なるべく自然のものを選び、節約をしながらも満足できる食事メニューを考えていきましょう。
食費を抑えて、少しでも家計にゆとりを出せば貯蓄にも余裕がでてくるはずです。