UKANO家計のクリニック

【食費平均・4人家族の場合】同じ人数でも年齢で金額は大きく異なる

4人家族の生活費の平均

生活費の総額の平均

4人家族の生活費の平均を見てみると、食費、光熱費、通信費、雑費などの総額で、約15万円前後が一般的な金額になっています。
4人家族といっても、年齢が違えばかかる費用も違ってきます。
育ち盛りの子供がいる家庭の場合は、もっと費用がかかる場合があります。

食費だけではなく、着る服や雑貨などもいろいろなものに興味を持ち、さらにお小遣いなども別に要求される家庭も多いです。
食費もかかりますが、スマホなどの料金やお風呂のシャワーやドライヤーなども使用する頻度が高くなり、ほかのことにもかかるので、やりくりをしっかりしなければなりません。

食費の平均

4人家族の食費の平均は、40,000~70,000円が一般的です。
差が30,000円程開きますが、外食をする家庭では、70,000円前後と思ってよいでしょう。
自宅で調理をして、外食の回数を減らすことで、約40,000円という金額に。
家庭によっては、30,000円と低価格に抑えられる人も。

食費は、家庭によって大きく差が開きます。
食費を抑えて、お小遣いや服などにお金を費やしたいという家庭もあるので、何を節約したいかによって金額が変わってきます。
70,000円以上の食費の場合は、もう少し抑えた生活を心がけてみましょう。
抑えたいという意識があれば、いろいろな節約術を見つけられるようになります。

光熱費の平均

光熱費の平均を見てみると、20,000~30,000円の光熱費という家庭が多いです。
季節にもよりますが、夏場と冬場の冷暖房エアコンで、費用に差が出てきます。
上手に節約している家庭では、10,000円台に抑えているのですが、家族の年代によってもかかる費用は異なります。
特に冬場の暖房で費用が高くなってしまうのですが、寒さ対策をしている家庭では、室内の温度が下がりにくくなるため、費用を抑えられます。

また、使用する時間帯によっても金額が異なるので、節約意識の高い家庭では、使用する時間を考えて活用しています。
灯油を使用している家庭も多く、オール電化とそうではない家庭の光熱費の差も開いてしまいます。
30,000円以上の光熱費になってしまうと、使い過ぎと思ってよいでしょう。

家族の年齢別の食費の平均額

乳幼児がいる家庭の食費

乳幼児がいる家庭の食費を見てみると、40,000円ほどに抑えられます。
乳幼児は、大人のように食べないので、食費はかかりません。
食費以外の日用品で費用がかかるので、食費がかからないからといって、油断しないようにしましょう。
おむつやおしりふき、服や適した環境づくりなどに費用がかかります。

乳幼児などの赤ちゃんがいる家庭では、食費はあまりかかりません。
赤ちゃんを連れて外食をしても、大人だけという場合も多く、最近では未就学児は無料というファミリーレストランもあるほど。
外食をしても食費があまりかからないので、子供が小さいときに外食を楽しむという方法もよいでしょう。

小学生がいる家庭の食費

小学生がいる家庭では、50,000~60,000円という食費が一般的です。
小学生になると運動量が多くなり、成長期でもあるので、食べてもすぐにエネルギーとして消費されやすいです。
代謝もよいので、この時期にしっかり栄養を与え、食べさせてあげられるようにやりくりをしましょう。

単におなかを見たしてあげるのではなく、栄養バランスを考えて食事を与えることが大切です。
昔とは違い、食が豊かになっているので、カルシウムやビタミンなども取り入れられるように工夫していきましょう。
食べる量も増えますが、おやつの量も増えるので、手作りできるものを考え、上手にやりくりをすることを心がけていきましょう。

中学生がいる家庭の食費

中学生がいる家庭の食費は、80,000~10万円が一般的です。
中学生になると、小学生のときとは異なり、食べる量はさらに増え、大人と同じくらいの量を食べるようになる子も。
外食となるとさらに費用が増え、10万円を突破してしまう家庭も。
部活動も本格的に始まり、食事は野菜よりも肉を好む人も増えるので、その分食費も高くなります。

食費を抑えるためには、外食を少なくさせ、かさまし料理のバリエーションを豊富にしておくと、家計にとっても子供にとっても、都合がよくなります。
肉を使用したとしても中身は野菜にするなど、工夫一つで食費を抑えられるようになります。
中学生も成長期なので、この時期も栄養のバランスを考えて与えられるように。
給食もあるので、朝と夕ご飯で元気にさせてあげましょう。

高校生がいる家庭の食費

高校生がいる家庭の食費は、80,000~10万円が一般的な金額です。
高校生になると、さらに運動量が増え、大人と同じような食事に。
義務教育が終わり給食も終えるため、家庭の食費は増加傾向に。
おやつの量よりも、しっかりとした1食分の食事量が増えます。
部活動などで帰りが遅くなるため、外食する時間が少なくなり、その分食費を抑えられます。

しかし、1食分が多くなるので、自宅でのやりくりが抑えるポイントになり、各家庭で食費に差が出てきます。
今まで食べられなかった食材も食べられるようになったりなど、栄養面を気にする人も。
食の好みなども差が出るので、毎日の食事が影響します。
家庭によっては、10万円以上の食費も珍しいことではありません。
具増し料理を心がけて、上手にやりくりしていきましょう。

4人家族の食費の理想と節約術

1カ月の食費の理想額

4人家族の食費の理想額は、給料手取りの15%以下と考えることが理想です。
手取りの給料が20万円の場合、15%以下の食費となると30,000円以下ということになります。
夫は仕事、妻は専業主婦という場合は、食費を抑える術を身に付けなければ生活することが難しくなります。
手取り20万円以下になる場合は、節約術を行うことも大切ですが、共働きを考えるようにしましょう。

毎日の食費だけで精いっぱいになり、外食もできない場合も。
これでは、ストレス発散や気分転換を上手く取り入れられないので、食費は余裕をもった金額で見積もりたいところです。
手取り30万円になると、月の食費は45,000円と少し余裕が出てきます。
世帯収入を増やすことで、食費にかける金額も増やせます。

外食の回数を減らす

食費を抑えるためには、外食を減らすという方法が一番効果があります。
スーパーで安い食材を購入して調理をすることで、大幅に食費をカットできるのです。
外食をしてはいけないというわけではなく、回数を減らすことを意識するようにしましょう。
自宅で調理をすると、安くて経済的に、たくさん食べられるというメリットも。

同じ外食でも、価格帯が低いお店を選ぶこともポイントになります。
また、食べ放題などのサービスを取り入れているお店を選ぶことも、お得な外食になります。
価格帯が低いお店を、何度も利用するという方法を選ぶ人も多いです。
価格帯が高いお店を何度も利用してしまうと、食費も高くなってしまいます。
そして、外食の回数を減らしても、かかる食費は同じまたは、予定金額よりも高くなってしまうので注意しましょう。

事前に買うものを決める

事前に買うものを決めておくことで、買いすぎを防げます。
また、ある程度の備蓄は必要ですが、必要以上のむだな買い置きは、食材を悪くさせてしまう可能性があるので、買いすぎないように注意することも大切です。
買い物に行く場合は、行く前に買うものをメモしておき、必要なものだけを購入するようにしましょう。

商品を見ているうちに、欲しいと感じるものもあるかもしれませんが、本当に必要なものかどうかを判断することも求められます。
今回買い物をするリストにない場合は、次回の買い物でも問題ないということなので、欲しいものをがまんすることで、買いすぎを防げます。
買い物に行くときは、事前に欲しいものリストを作ってから行くことで、必要最小限の買い物ができ、節約へとつながります。

安いスーパーと特売日をチェック

買い物に行く日やお店選びも、重要なポイントになります。
安いスーパーの特売日に買い物をすることで、格段に安く食材を購入できます。
特売日に安くなる商品をあらかじめチェックしておき、安い食材に合わせた料理をすることで、安くてお得に料理ができ、食費も大幅に節約できます。

また、特売で安く手に入る食材でも、価格帯が高ければ節約にはつながりません。
安い食材を選ぶことで多く購入でき、上手に節約ができるのです。
高いお肉類の量を抑えて、具増し材料を多く購入できるので、お得感もあります。
安いスーパーを見つけておくことで、お得な買い物ができるので、お店選びも重要な節約術のポイントになります。

週5千円を目安に買い物する

週に5,000円を目安に買い物をするように心がけましょう。
米や調味料は別にして、調味料は頻繁に購入すると高くついてしまうので、2カ月に1回の買い物にするなど、使用する頻度や量も抑えるようにしましょう。
米は10kgで購入するのではなく、1袋30kgのタイプで購入すると安く購入できます。
ブランドを気にしない場合は、一番安い米を選びましょう。

また、小麦粉を上手く活用すると、節約効果が高まり食費を抑えられます。
子供が小さい家庭では、飲み物やお菓子の量も増えるので、普段の飲料水はジュースではなく、水またはお茶にして、おやつも手作りおやつを心がけると節約効果が高まります。

家族構成にあった食費を設定しよう

食費を抑えることは、家計全体の節約につながり、調節しやすいです。
しかし、世帯収入や家族の人数に合った食費を設定することが大切で、ローンなどの支払いが多くても節約しなければならない状況になります。

それぞれの家庭でも異なりますが、食費を抑えることでほかのことに費やせます。
上手にやりくりをすることで、楽しく節約できて余裕を出すことも可能なので、意識を高めて取り組んでいきましょう。