家計簿のつけ方をマスターして、正確なお金の流れを把握しよう

February, 09, 2018

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家計簿の種類

市販の手書き家計簿

市販で売られている家計簿は、種類が多いので、自分に合ったものを探しだすことが大切です。
購入する際は、値段・大きさ・内容・レイアウトなどをチェックし、使いやすそうなものを選びましょう。
市販の家計簿は、カラフルで、見た目やつけやすさが考慮されているものが多いです。
継続できるように、色んな工夫が施されているところも、市販で売られている家計簿の魅力の一つです。

使いやすさは、家族構成や環境によって異なります。
最初の一冊目は、内容がわかりやすく、簡単に記入できそうなものを選ぶことがおすすめです。
家計簿をつけることに慣れれば、自分の家計を知るのに必要な項目がわかるようになってくるので、次の一冊はそれに合わせて購入することができます。

自作のエクセル家計簿

エクセルを使った家計簿は、関数機能を使うことで、計算が楽におこなえるのが特徴です。
セルに数字を入れると、公式に基づき自動で計算。
最初に公式を設定しなければなりませんが、毎日電卓で計算することを考えると、手間が省け時間短縮が期待できます。
パソコンに慣れている人や、計算を楽にしたい人にはおすすめの方法です。

家計簿をつける表は、自分の家計管理に合わせて作成することが可能です。
項目欄を自由に足すことができたり、レイアウトやカラー表示の変更も簡単にできるので、自由度が高い家計簿といえます。
また、グラフ機能を活用すれば、支出バランスがわかりやすくなるので、1カ月のお金の流れが把握しやすくなります。

アプリの家計簿

アプリの家計簿は、機能の豊富さが魅力。
簡単な操作で集計から分析までおこなってくれます。
スマートフォンでレシートを撮影するだけで自動集計してくれたり、銀行口座やクレジットカードも含めて管理してくれたりと、機能内容はさまざま。
スマートフォンに使い慣れている人には、利便性の高い家計簿です。

また、移動中など、場所や時間に関係なくつけられるのも、アプリのメリット。
何かを購入したら、その場で入力してしまうことも可能です。
アプリの種類も豊富。
自分の生活スタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

ノートを使った完全自作の家計簿

ノートを使った自作の家計簿は、自分の好きなようにできるのが魅力です。
大学ノート一冊あれば、すぐにでも家計簿がスタートできます。
ノートを使う際は、横線を利用し、後は定規とペンで表を作成。
必要な項目を記入すれば完成です。
項目は自由に増やすことができ、使いやすいようアレンジも可能です。

はじめはノートからスタートし、慣れてくれば、市販のものを購入するのも一つの方法です。
まずは、家計簿をつけることを体に覚えさせることが大切です。

ノートや市販の家計簿は、手書きのため、お金の動きが記憶に残りやすいというメリットもあります。
記憶することで、使い過ぎることに敏感になり、考えてお金を使うようになります。

家計簿をつける目的

お金の流れの把握

家計簿をつける一番の目的が、収入と支出を把握し、正確なお金の流れを知ることです。
家計簿の内容は大きくまとめると、収入-支出-貯金です。
この支出を固定費や流動費などに項目分けすることで、より明確になり、お金を何にいくら使ったかがわかります。
収入に対しての支出のバランスを把握することが、上手にお金をコントロールすることにつながります。

また、家計簿をつけることで、家計の赤字や黒字を数値化して知ることができます。
これにより、支出内容を見直し、使いすぎている部分を改善、節約する意識が芽生えます。

無駄遣いを減らす

お金の使い道が明確になるので、衝動買いが減り無駄遣いが少なくなります。
家計簿をつけることは、お金の無駄遣いを削り、使途不明金をなくします。
今まではほしいと思えばすぐ買っていたのに、本当に必要なものか考えるようになったり、先月使いすぎたから今月抑えようと節約したり、行動が変わってきます。

家計簿をつけることは、生活を切り詰め節約するためではなく、無駄遣いを減らすためです。
衝動買いを減らし、満足度の高いお金の使い方をしましょう。

長期的なお金の使い方を学ぶ

家計簿をつけ続けることで、計画性をもった、お金の使い方ができるようになります。
例えば、貯金や資産形成です。
何年後にいくら貯めていたいか計画をたて、それには毎月いくら必要なのかを把握し、コツコツ計画的に貯金をします。
1カ月でみたら少額でも、数年後、数十年後には大きな額になっています。

目先のお金だけをみて判断するのではなく、長期的に考えてお金をコントロールしていくことが、上手なお金の使い方といえます。

家計簿の主な項目

食材費やお菓子などの食費

家計簿をつける上で、外せない費用が「食費」。
毎日必ず必要な項目で、節約方法や無駄遣いが見つけやすい部分でもあります。
主に、スーパーで買ったものをメインで考えます。
基本的には、1日ごとに使った食費合計を記入し、1カ月ごとに累計金額を算出します。

品物の底値を知りたい場合は、もう少し詳しく品目すべてを記入していくと、何をどこで買うほうが安いかが明確になり、節約につながります。
また、家でご飯を食べることが多い家庭は、外食費を食費に混ぜてもいいかもしれません。
それぞれの家庭に合わせたルールをつくることが大切です。

病院などの医療費

病院での治療費をはじめ、薬局で買う薬代や、歯医者や整骨院などにかかった費用を、「医療費」でまとめます。
あまり病院に行かないという人は、この項目は必要ないかもしれませんが、よく行くという人は、別の支出としっかり分けてつけるようにしましょう。

医療費は、確定申告の際、医療費控除が受けられる場合があります。
年間の大体の金額でも把握できていると、控除が受けられるかどうかすぐ判断できるので、手続きが楽になります。
また、医療費保険料の項目も医療費にするのか、生命保険料でまとめるのか迷います。
正解はないので、自分が把握しやすいように、項目分けを考えましょう。

日用品や文房具などの生活雑貨

生活をする上で必要であった雑貨類を「生活雑貨」としてまとめます。
例えば、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、洗剤やシャンプーなどが該当します。
生活雑貨は、毎月必要な費用です。
内容も幅広いので、どこまでの日用品を含むのか、はじめにルールを決めておくとその後がスムーズです。

文房具は備品なので、日用品として生活雑貨でまとめるとわかりやすいです。
家庭では、頻繁に買い足す必要がないものだと思うので、シャーペンやのりなど細かく分けず、文房具としてまとめて記入してもいいかもしれません。

学費や本などの教育費

「教育費」は、学費や教材費、子どもの習い事や学校行事費用などが当てはまります。
とくに子供の人数が多い家庭や、複数習い事をさせている家庭は、教育費だけでも大きな額になります。
他の支出と別で考えることで、支出の割合がより明確になります。

教育費を総額で知りたいのか、内訳を明確に知りたいのかで、家計簿のレイアウトが変わってきます。
お金の流れを把握するために、項目だけでなく、どれくらいの情報が必要なのか把握することも重要です。

外食などのレジャー費

「レジャー費」は、外食や遊園地代、お洋服やバッグ代などの娯楽費用のことです。
趣味や交際費などの項目名でもまとめられます。
内容が幅広いため、どこまでをレジャー費に含めるのかルールが必要です。

また、冠婚葬祭や旅行費、ガソリン代などの臨時支出は、「特別費」として項目をまとめると、より支出内容が明確になります。
何の支出をどの項目にするのかルールを決めることは、お金の流れが把握しやすくなり、計画性のあるお金の使い方ができるようになります。

家計簿で一人暮らしを有意義にする

家計簿で生活管理

家計簿をつけることで、お金の流れがわかり、無駄遣いが把握しやすくなります。
一人暮らしの場合は、お金を自由に好きなように使えるので、管理が適当になりがち。
毎月気づいたらお金が減っている人や、何にお金を使っているのかわからないという人は、家計簿をつけることはおすすめです。

しっかりお金の流れを把握することで、自分の出費癖がわかります。
コンビニご飯が多いため食費の金額が多い、化粧品やヘアサロンなど美容代の費用が多すぎるなど、使いすぎてしまっている部分を見直すことができます。
大まかな金額でも、何にいくら使ったかわかるよう、お金を管理する癖をつけましょう。

少ない月収からでも貯金

月収が少なくても、うまくやりくりすることで、貯金にまわせるお金をつくることができます。
貯金がなかなかできない人は、収入と支出のバランスが悪いことが原因です。
つまり、収入に対して、お金を使いすぎているということです。
家計簿をつけることで、それぞれの支出内容を見直し、調整していくことが大切です。

余ったら貯金しようと思っている人は、先取り貯金がおすすめです。
毎月収入があったら、家賃や光熱費など項目ごとにお金をわけます。
その際、貯金分も先にひいてしまいます。
たとえ少額でも、毎月コツコツ貯めれば、数年後それなりのまとまった金額になります。
やりくり上手になって、貯金額を増やしましょう。

生活を可視化して実感

家計簿をつけることで、お金の流れを把握したライフスタイルに変えることができます。
生活が変わるといっても、家計簿により生活がしばられるわけではありません。
お金の使い方を変えるだけです。

お金の流れを数値化したものを見ることで、自然にお金の使い方が工夫できたり、節約できたりするようになります。
決して、家計簿を細かくつける必要はありません。
大体の金額を把握するだけでも十分です。
今の生活スタイルを見直すことで、より豊かな生活環境が手に入るかもしれません。

ノート家計簿の付け方の工夫

イラストを使って可愛くする

家計簿を可愛く飾ることで、書くことや見ることが楽しくなります。
家計簿なので、どうしても数字ばかりが並んでいるノートになりがち。
堅苦しいものにしないためにも、好きなようにレイアウトして楽しむことも継続させるポイントです。

イラストが得意な方は、ポイントになる部分に動物やキャラクターなどの絵を書き込むのも一つの方法です。
また、重要な部分にカラフルなシールを貼り、デコレーションするのもおすすめ。
ノートを自由に飾り、見ていてワクワクするような家計簿をつくりましょう。

レシートを貼るだけにする

あれこれ記入するのがめんどくさい場合は、ノートにレシートを貼りつける方法がおすすめです。
これは手間が省け、簡単にできるため、継続が期待できるやり方です。

まず、ノートを項目ごとに縦割り。
あとは、項目ごとにレシートを貼っていくだけです。
1カ月終了したら、項目ごとに合計金額を計算。
何にどれくらい使ったかを算出します。
レシートを捨てずにとっておく必要がありますが、テレビを見ながら、片手間でできる方法です。

色使いを工夫する

色づけすると、表がより見やすくなり、わかりやすくなります。
カテゴリーをカラーでわけたり、赤字の部分を赤ペンで書くようにしてみたり、改善点にマーカーで線を引いてみたりと方法はさまざま。
自分の好きなように、色ペンやマーカーでアレンジしてみましょう。

注意点は、色を使いすぎると、逆に見にくくなってしまう点。
好きな色数色を決め、毎月統一して使っていくことがポイントです。

日記を兼ねた家計簿

数字だけを記入するのではなく、日々の記録を少し記入しておくことで、記憶に残りやすい家計簿になります。
例えば、「今日は親戚みんな集まってホームパーティ。
肉料理が好評だった。
子どもたちはおばあちゃんからお小遣いをもらって喜んでた」など、少しだけでも出来事を記録しておくことで、支出背景がよくわかる家計簿になります。

また、日記を一緒につけることで、家計簿を毎日つける習慣が癖づきます。
色んな工夫をして、自分だけのオリジナル家計簿を作成しましょう。

家計簿を続けるためのポイント

細かくなりすぎない

項目分けは、ざっくりまとめることがポイントです。
最初は、どんなやり方が自分に合っているかわかりません。
やるからにはきちっとつけたいと思うかもしれませんが、まずは、継続することが重要です。
細かくつけすぎると、時間も手間もかかり、最終的に面倒になってやめてしまう可能性があります。

まずは、ざっくり大まかにまとめ、家計簿をつけることに慣れましょう。
習慣化できたら、徐々に項目を増やしたり、内容をアレンジして、より詳しい内容が把握できる家計簿に。
無理のないように、バージョンアップさせていくことが大切です。

明るい目標を立てる

家計簿を継続させるには、目標設定が重要です。
何のために貯金するのか、節約するのか、達成すればどうなるのか、ゴールを決めておくことで、家計簿をつけるやる気が湧いてきます。
目標は、やる気につながるものであれば何でも大丈夫。
例えば、旅行計画やマイホームの頭金、車の買い替えやブランドバッグ購入など、とにかく目標を決めることがポイントです。

目標が決まれば、それに向けて計画をたて、支出をコントロール。
計画通りにいけば、目標は必ず達成します。
達成した後のご褒美があれば、過程も楽しめます。

自分にあった方法を見つける

自分に合った方法を見つけることで、家計簿が継続してつけられるようになります。
家計簿の種類は、市販のノート型のものからアプリで簡単にできるもの、パソコンで管理するものや自作のものまでさまざま。
自分の性格や、生活環境、ワークスタイル、お金の使い方によって、合う家計簿は異なります。

最初は、何も決めつけず、色んな種類を試してみる方法がおすすめ。
一気に合うものをみつけるのではなく、やりながら見つけていこうという気軽な気持ちが、継続につながります。

家族で協力して楽しむ

家計簿の継続は、一人で頑張りすぎないことが大切です。
家族みんなが共有できるツールの一つとして活用するようにしましょう。
家計簿は、お金の流れを把握し、支出をコントロールするためにつけます。
一カ月終了したら、家計簿の内容を家族で共有することで、無駄遣いをなくし、効率的に節約することができます。

例えば、電気代。
トイレの電気のつけっぱなしや、エアコンの温度設定など、自分一人が気にするよりも、家族みんなが注意することで、節約額が大きくなります。

もちろん、内容だけでなく、目標も共有します。
「50万円貯めて、家族みんなで旅行に行こう」など、家族全員で同じゴールを目指すことで、目標達成が計画より近づくかもしれません。
家族で楽しみながら、家計簿をつけましょう。

とりあえず1ヶ月は続けてみる

家計簿をつけることを面倒に感じてしまったら、三日坊主で終わってしまいます。
構え過ぎず、気軽な気持ちではじめることが、意外と長続きするコツかもしれません。
やり方が合ってなかったら、違うやり方に変えてみる、毎日つけなくちゃと決めつけない、少しくらい数字が合わなくても大体の金額がわかれば大丈夫。
あまりルールを作りすぎず、とりあえず1カ月続けてみることを目標にチャレンジしてみましょう。

1カ月続ければ、お金が何に使われていて、どうすればお金が貯まるのか、お金の使い方についての改善点がわかります。
家計簿をつけるメリットがわかることで、継続する意欲が湧いてきます。
そして数カ月後、貯金額が増えていることで、より一層やる気が高まり、家計簿をつけることが楽しくなってきます。
まずは、1カ月続けてみましょう。

節約だけに執着しない

家計簿は、ライフスタイルをより豊かなものにするためにつけます。
これは、無駄な支出を極力少なくし、その分を必要な支出にまわすということです。
例えば「電気の無駄遣いや漫画の買いすぎを抑えて、その分を家族みんなで遊園地に行く費用にまわす」など。
より良いお金の使い方に変わります。
ライフスタイルをより楽しむための方法として、家計簿を活用しましょう。

家計簿は、生活を切り詰めるためにつけるものではありません。
節約に執着しすぎて、厳しい生活状況にしても、長続きしません。
なんでも節約するのではなく、本当に必要なものか、ただほしいものなのかを見極め、上手に支出をコントロールしていきましょう。

自分にあった方法でまずは1ヶ月は続けてみよう

家計簿は、継続してつけることに意味があります。
難しく考えず、はじめやすい方法で、まずは1カ月間挑戦してみましょう。
もし続けられなくても、さまざまなやり方があります。
あきらめず、次々試してみることが大切です。

家計簿が継続してつけられると、お金の流れが把握できるようになり、どうしたらお金が貯まるのかわかるようになります。
家計簿は、お金をコントロールする手段。
上手に活用し、今を楽しみながら、将来に備えるライフプランを確立しましょう。

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