いいとこどりの貯蓄預金で賢い使い方を学び貯金を増やしましょう

February, 09, 2018

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貯蓄預金の意味と特色

貯蓄を目的とした預金商品である

貯蓄貯金はその名前の通り貯蓄を目的とした貯金になり、普通預金と定期預金のいいとこどりをしたものをいいます。
個人向けの預金商品で1円から1円単位で預け入れが可能です。

貯蓄預金がいいとこどりな点は、普通預金より高い金利が付きます。
その上、定期預金と違い普通預金と同じように、いつでも出金が可能なのです。
残高が定められた金額以上あると、普通預金より金利が高くなります。
うまく投資することで貯蓄預金でお金を増やすことが可能です。
普通預金や定期預金の影に隠れてあまり知られていない貯蓄貯金ですが、使い方次第ではリスクなく運用することができます。
貯蓄貯金を上手に利用して資産を増やしましょう。

普通預金よりも金利が高い

貯蓄貯金の特徴、メリットとしては普通預金と同じく出し入れ自由なのに、普通預金よりも金利が高いところにあります。
普通預金のように出し入れ自由な貯金を「流動性が高い」といいます。
流動性が高い預金は、銀行側からしてみれば運用しにくい資金ですが、貯蓄預金は独自のシステムによって普通預金よりも高い金利を実現しています。

もちろんその高い金利を受けるには条件があります。
その条件とは一定金額以上の預金残高を入れておくことです。
一定金額以上の預金残高がないと金利が普通預金とほぼ同額程度になってしまいます。
ほとんどの金融機関では基準残高として10万円以上の預金残高が必要となっています。
また、銀行によっては預金残高が基準残高を下回ると普通預金よりも金利が低くなってしまう可能性もありますので注意が必要です。

毎月利息が元金に加算される

貯蓄貯金のいいところは毎月、月末の預金残高に応じて利息が加算されます。
貯金が趣味のかたには魅力的な話ではないでしょうか。
もちろん年利分の利息が付くわけではなく、年利を12で割った月利分の利息が付きます。

定期預金と違い満期がこなければ利息がつかないということがないので貯金のモチベーションがアップするのではないでしょうか。
この金利は、各銀行規定によりますが金額階層別金利型と金額別金利型の2つの金利型に分かれます。

貯蓄預金の金利型

残高額により段階的に変わる金額階層別金利型

現在取り扱われている貯蓄預金のほとんどは、預金残高が高ければ高いほど金利が高くなる「金額階層別金利型」となっており、10万円以上、20万円以上などそれぞれの金融機関が定めた預金残高の金額階層ごとに適用される金利が変わり、残高が高いほど金利が高くなるように設定されています。
これを変動金利タイプといいます。

それぞれの金融機関により設定されている金額階層や種類は異なりますが、ほとんどの金融機関が10万円以上と基準金額を設定しているようです。
毎日の最終残高が1,000円以上につき1円ごとに付与されるものになります。
ある程度まとまった資金がある場合には普通預金口座に入れておくよりも貯蓄預金口座に入れておいた方が金利がたかくなるので有効に運用できます。

一定額以上の残高で適用される金額別金利型

「金額階層別金利型」の他に預け入れ残高が20万円型、30万円型など設定された一定額以上ある場合に普通預金より高い金利が付く貯蓄預金が「金額別金利型」といわれます。
こちらは残高によらず適用される金利が一定になる特徴があります。

貯蓄預金の金利タイプとしては「金額別金利型」の方が古く、貯蓄預金が販売され始めた当初は「金額別金利型」の商品しかありませんでしたが、現在では「金額階層別金利型」の方が主流となっており、「金額別金利型」の貯蓄預金を扱っているのは一部の金融機関のみとなっています。

この「金額階層別金利型」と「金額別金利型」のいずれも、預金額に応じて金利が上昇するという貯蓄預金の特徴の金利システムです。
普通預金より高めの金利設定になっていますが、定期預金よりは低い金利設定になっています。

貯蓄預金は預け入れ、引き出しを自由にし、預入期間を自由にした分、預入金額に一定の条件をもたせることにより普通預金より高い金利を実現させています。
そのために預金残高が基準金額を下回ってしまうと普通預金よりも低い金利になってしまう金融機関もあるので注意しましょう。

貯蓄預金と貯蓄貯金の違い

預けたお金を運用させる貯蓄預金

貯蓄預金とは金融機関にお金を預けることをいいます。
銀行、信用金庫、信用組合といった民間金融機関には、お金を預け、預けた預金を大手企業などに融資などして運用してもらいます。
預金という言葉は昔の銀行は企業や商店主のお金を一時的に預かる役割を担っていたため預金という言葉が生まれました。

預けたお金を貯めて置く貯蓄貯金

貯蓄貯金とは金融機関にお金を貯めておくことをいいます。
旧郵便局のゆうちょ銀行、JAバンクなどはお金を預け貯めておくのです。
貯金という言葉は個人のお金を扱うことが多かった郵便貯金から生まれたといわれています。
なお、貯金にはお金を貯めるという意味で使われますのでお家の貯金箱にお金を貯めることも、お財布の中にお金を入れておくことも貯金といいます。

結果として、貯金と預金の違いは大まかに区分するとお金を預ける金融機関の違いになるのです。
意味には大きな差はありません。

貯蓄貯金の利子は年2回元金に加算される

貯蓄預金は毎月の利息の他に利子が預入した日から1年を365日とする日割り計算で、各銀行によって2月と9月や3月と10月など月日は違いますが半年ごと年2回の利子が元金に加算されます。
普通預金は年1回ですが貯蓄預金は年2回となっているのでなんとなくお得に感じますね。

貯蓄貯金にはマル優の設定ができない

マル優とは貯蓄の奨励と社会保障の支援を目的に、少額貯蓄の利子を非課税扱いとして優遇する少額貯蓄非課税制度を指します。

この少額貯蓄非課税制度は正式には「障碍者等の少額預金の利子所得制度の非課税制度」と呼びます。
各種障碍者手帳の交付者と障害年金受給者、遺族年金受給者、寡婦年金受給者、児童扶養手当受給者など所得を得ることが難しい人に対しての配慮として、本人の生活資金に充てられる場合に限り預金や貯金、公債など元本が350万円までの少額預金の利子所得で課税される約15%の所得税と5%の地方税を非課税にできる制度です。
これが基本的に貯蓄預金では利用できませんが、マル優を利用できる金融機関もありますのでしっかり調べてから貯蓄預金を始めましょう。

貯蓄預金と普通預金の共通点

口座は0円以上の1円単位で開設できる

貯蓄預金は普通預金と同じく口座開設には0円以上1円単位で金融機関の窓口で開設できます。
開設に必要なものはゴム製のシャチハタ以外の印鑑と運転免許証やパスポートなどの本人確認書類です。
お金が余ったから貯金しようと思ったら一定期間引き出せない定期預金ではなく出し入れ自由な貯蓄預金を開設して入金してみてはいかがでしょう。

入出金や預入期間を自由にできる

定期預金は預入期間が設定されているので一般的には満期を迎えなければ払い戻すことができません。
満期を迎える前に解約してしまうとペナルティとして定期預金金利が適用されなかったり逆に手数料をとられたりしますが、貯蓄預金は満期が設定が不要なため、いつでも自由に預金を払い戻すことが可能です。
自分で満期をいつまでと決めて預け入れするのもいいかもしれません。

振込先の口座に指定できる

貯蓄預金は給料や年金の受け取りができませんが自分でATMや窓口、ネットバンキングで都度振込する、あるいは相手から振込されるのは問題なく使用できます。
自動で支払公共料金払いやカードの口座振替、自動で受け取りといった給与振り込みなどのサービスが使用できないので注意しましょう。
それらを除けば普通預金となんら変わらず振込先の口座に利用することができます。

利子に源泉分離課税がかかる

普通預金と同じく利子には源泉分離課税がかかります。
普通預金・貯蓄預金・定期預金など、いずれも税率は一律約20%かかります。
例えば1,000円の利子がついたら1,000円×20%=200円で1,000円のうち200円を税金として納めなければいけません。

ですが利子を受け取るときはもう税金がひかれたものを受け取りますのでいくらの税金がかかりましたよ。
などという記載はなくそのまま税金がひかれた金額が通帳に記載された利子しか目に見えません。
利子を受け取ったときにすでに納税が完了しているのです。
そのため源泉分離課税はあまり意識していないかたの方が多いかもしれません。

預金保険制度の対象である

万が一、金融機関が破綻してしまったとき、貯蓄していた預金はどうなるの?と心配になりますが貯蓄預金は預金保険制度という金融機関が破綻した際に、一定額の預金などを保護する保険制度に保護されているので預け入れた金融機関にもし万が一のことが起こった場合でも、1,000万円までの預金とその利息は保証されています。
運用リスクが低く安全性が高いという点も貯蓄預金のメリットですね。

貯蓄預金にある普通預金との相違点

給与預入や公共料金の自動払込みができない

いつでも自由にお金の出し入れができる貯蓄預金ですが前述したとおり決済口座として利用することができません。
普通預金のように公共料金やカードなどの自動支払いや給与・年金の自動受け取りをすることができないので、家計管理の口座として利用するのには少し役不足になってしまいます。

決済口座として使えないのがデメリットとなっていますが単純にお金を貯める預金口座として利用すると割り切ってしまえば貯蓄が増やせる口座として使うことができます。

自動振替による資金移動設定できる

少し不便に感じる貯蓄預金ですがスウィングサービスという自動振替を利用すれば解消できます。
スウィングサービスとは、普通預金と貯蓄預金との間で毎月一定額の預金を自動的に振り替えることができるサービスです。

普通預金から貯蓄預金へ一定額の預金を振り替えることを順スイングといい、普通預金で受け取った給料や年金などの資金を、有利に貯蓄する際に便利です。
貯蓄預金から普通預金へ一定額の預金を振り替えることを逆スイングといいます。
こちらは公共料金やクレジットカードの支払い、住宅ローンなどの際に指定しておくと残高不足にならず安心ですしとても便利です。

公共料金やクレジットカードの返済などのタイミングに合わせて一定額を貯蓄預金から普通預金に振り替えるように設定が可能ですのでうまく利用すれば残高不足になる心配が解消されます。
また、普通預金の余剰残高分を貯蓄預金に振り替えるという積立預金のような利用も可能ですので効率よく使用するのに便利です。

入出金に所定の手数料がかかる場合がある

金融機関によりますが入出金に所定の手数料がかかる場合があります。
手数料は金融機関により変わります。
もちろん手数料がかからない金融機関もありますが、手数料がかからない場合でもすべて手数料がかからない金融機関と、月ごとに無料で預け入れや払い戻せる回数に上限がある金融機関とがあります。

貯蓄預金の現状

普通預金の金利と同水準である

最近になり、近年の貯蓄預金の金利は普通預金とほとんど変わらない状態が現在続いています。
貯蓄預金は預金が自由に出し入れできるのに、普通預金よりも金利がいいというのが最大のメリットでしたが、バブル崩壊以降の低金利政策の影響で、預金残高が高ければ高いほど金利があがる金額階層別金利が適用されてるにも関わらず、格段階の利率がほとんど変わらず10万円も100万円も普通預金とほぼおなじ金利が適用されているのが現状になります。

口座開設や取扱停止の金融機関もある

普通預金との金利がほとんど変わらない背景もあり、現在貯蓄預金を取り扱っている銀行はかなり少なくなりました。
口座開設が停止してしまった金融機関もあります。

現在、貯蓄預金を取り扱っている主な金融機関はみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫などです。
三井住友銀行は新規の取り扱いが不可になり、既口座使用のみとなっています。
まずは自分の普通預金口座を持っている金融機関が貯蓄預金に対応しているか確認をしましょう。

金融機関により有利な金利設定もある

地方銀行や信用金庫、信用組合などでは預金残高が基準以上になると定期預金金利に近い有利な設定のものもあります。
地方銀行や信用金庫、信用組合などでは5段階や7段階の適用利率を設定しているところが多いようです。
どの金融機関に貯蓄預金を開設するとお得で便利かをじっくり調べながら決めていきましょう。

貯蓄預金口座の上手な使い方

定期的に貯蓄預金口座に入金する

貯蓄預金の上手な使い方としては、とりあえず使う予定のない余剰資金をプールするための口座として活用することです。

ボーナスなどの臨時収入を普通預金口座に入れたままにしておいたら、いつの間にかなくなってしまった経験はありませんか。
普通預金に入れたままにしておくと知らず知らずのうちに使い込んでしまいがちなものです。
お給料なども普通預金にそのまま入れておくと全て使ってしまいがちですよね。

計画的に貯蓄予定をたてるのなら貯蓄預金を活用して、生活口座と貯蓄のための口座を分けて臨時収入があったとき、お給料が入ったときには使う分、貯める分と貯金予定を立てて管理することが大切になります。
収入があった際には定期的に貯蓄預金にも入金する癖をつけた方がお金を貯めやすいのではないでしょうか。

貯蓄預金から1本の定期預金を作る

本来なら、預金額が多ければ多いほど金利が上がる貯蓄預金ですが、現在の金利情勢では金額階層ごとの差が付けられていない金融機関がほとんどです。
金利も普通預金と同水準くらいまで下がってしまっているので貯蓄貯金の残高が増えてきたら、まとめてその一部を定期預金口座にしてしまうことが賢い運用方法かと思います。

定期預金の金利も決していいとはいえませんが、貯蓄預金よりはやや高めの金利設定となっています。
さらに近年ではネット銀行などで1か月や1週間といった流動性の高い短期タイプの定期預金もできていますので、目標金額をあらかじめ定めておき、この金額になったらまとめて1本の定期預金をつくる。
目的をもって貯蓄預金を活用するのもよいかもしれません。

急な出費時に貯蓄預金口座から支払う

定期預金のみに貯蓄として預け入れしてしまうと預入期間が設定されているため、一定期間資金引き出すことができません。
定期預金を途中で解約してしまうとペナルティがあり、金利がつかなくなったり手数料が取られたりしてしまいます。

一定期間資金を引き出すことのできない定期預金だけを利用していると冠婚葬祭などの臨時出費があった場合などやむを得ず払い戻しが必要になった際にとても困ります。
そんな時に活躍するのが貯蓄預金になります。
定期予期ではなく貯蓄預金口座を作っておき、そこに余剰金を貯めておけば貯蓄預金から急な出費を支払えますし、定期預金を解約してしまいペナルティや手数料を支払うこともなくなります。

おすすめの貯蓄預金口座

みずほ銀行の貯蓄預金

https://www.mizuhobank.co.jp/saving/chochiku/index.html

お進めの貯蓄預金口座としてまず挙げられるのがみずほ銀行です。
みずほ銀行をメインバンクにしている方も多いのではないでしょうか。

みずほ銀行の貯蓄預金は残高に応じて、金利が7段階でアップしていきます。
毎日の最終残高により金額階層別金利型の金利が適用されるのです。
10万円以上なら普通預金よりも有利な金利が適用されます。
通常では108円の手数料が取られてしまうスウィングサービスですが指定日を設定しておけば普通預金から貯蓄預金への一定額を振り替える手数料が無料になります。

ゆうちょ銀行の通常貯蓄貯金

http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/chokin/chochiku/kj_cho_chk_index.html

ゆうちょ銀行の貯蓄預金の特徴としてはキャッシュカードを作成すればゆうちょ銀行のATMでの預け入れ、引き出しの際、曜日・時間帯にかかわらず手数料がすべて無料になります。

また、提携金融機関のATMの手数料も無料で使えます。
こちらは曜日・時間帯によって手数料がかかる場合があります。
ゆうちょ銀行は残念ながらマル優の取り扱いはしておりません。

千葉銀行の貯蓄預金20万円型

http://www.chibabank.co.jp/kojin/saving/yen/saving/

千葉銀行の貯蓄預金は20万円型とスーパー貯蓄預金の40万円型の2つ用意されています。
20万円型を例として預金残高が基準残高未満でも普通預金金利が適用されます。

キャッシュカードを作成すればATMでも随時預け入れ、払い戻しが可能です。
毎月1回一定日(7日・17日・27日いずれか)に普通預金から貯蓄預金に一定額を振り替えるスウィングサービスも54円の手数料がかかりますが利用できます。
千葉銀行はマル優の取り扱いを行なっていますので、対象の方はマル優の手続きを忘れずに取りましょう。

貯蓄預金を使って無理をせず上手に貯蓄しよう

多くの銀行が普通預金、貯蓄預金、定期預金を一括で管理できる総合口座サービスを提供しています。
一つの名義で預金を使い分けることが可能です。
自分の普通預金口座がある金融機関に貯蓄預金があるかを調べ開設し、普通預金にある余剰金を貯蓄預金口座へ預けてみるところから始めましょう。

資金の移動はたった1日ですがこれだけで月利の金利を受け取ることができるのです。
もちろん翌日には出金してしまっても問題ありません。
普通預金と定期預金のいいとこどりの預金として、収入があったら使う分、貯める分と分け、貯蓄預金に少しずつ貯めるくせをつければ無理なく上手に貯蓄できます。

そしてある程度まとまった金額になったら定期預金を一つ作りさらに金利をあげた預金を作るなど工夫をしながら利用していけばさらに貯蓄を増やすことが可能です。

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