「三井住友銀行の年収は?」メガバンクの社員になるためのポイント

「三井住友銀行の年収は?」メガバンクの社員になるためのポイント

ビジネス 2018.09.12

三井住友銀行の人たちの気になる年収と入社への道

三井住友銀行は、1996年に設立された都市銀行で、3大メガバンクの一つです。三井住友銀行の一員になるということは、年収面においてもトップクラスになることを意味します。
メガバンクへの入社への道のりと、年収の推移について詳しく見ていきましょう。

三井住友銀行の最新平均年収データ

三井住友銀行の最新の平均年収は、社員全体で810万5,000円です。総合職では、初年度で420万円ほどで、大きな定期昇給もあります。出世コースに乗ることで、30代前半で1,000万円プレーヤーの道があります。逆に、一般職(BC職)は総合職との格差が最初からあり、役付きになるか総合職に行かなければ、現実的には厳しい額になります。
学卒または院卒から5年目までで、総合職であれば、誰でも代理補に昇格できます。この時点では、年収560万円代です。学部卒7年目の最速出世組で、代理(部長代理、支店長代理、調査役クラス)に昇格した場合で、年収752~800万円代です。学部卒10年目の最速出世で、管理職(課長クラス)に昇格して、年収1,000万円クラスと段階を踏んでいきます。

三井住友銀行の年収のシステム

三井住友銀行の年収システムは、勤続年数に応じて年収が上がります。また、総合職と一般職においても、年収に違いがあります。詳しい年収システムについて見ていきましょう。

うまくいけば2,000万円も夢じゃない

三井住友銀行に、学卒または院卒で総合職で入社できた場合の年収をみていきましょう。大まかに見て、30代で800万円、40代で1,200万円、50代で2,000万円も夢ではありません。
代理補、代理、管理職、次長、部長、執行役員と昇格することで、年収2,000万円以上が可能になります。

出世街道からはずれると大変

三井住友銀行に入社して、入行7年目で「代理」となれるかが、高給への最初の関門です。しかし、同期入社の3割が、代理に昇格できずに脱落します。
代理からの昇格はさらに競争が厳しく、ほかの都市銀行と同様です。代理からの出世競争に勝ち抜くためには、学歴とそれまでの実績、減点の過多、上司への取り込み具合など、すべての要素が必要です。

三井住友銀行の年収をいろいろ比較してみた

三井住友銀行と、三菱UFJ銀行やみずほ銀行などの年収と比較してみました。比較した内容を詳しく見ていきましょう。

ほかの銀行と比較するとやや上位

メガバンクの初任給は、各社横並びです。月収の推移はほとんど同じですが、ベースが1年目で21万円、2年目で26万円、3年目で27万円、4年目で28万円、5年目で31万円、6年目で36万円(最短昇給)+残業代です。
昇進することで、ボーナスも年間で200万円近くになり、29歳では年収が900万円ほどです。

ほかの業種よりは若干下

三井住友銀行では、初任給や初年度こそ、他業種に一歩抜けた程度の年収です。しかし30代以降になると、一部の製造業やマスコミ、総合商社より下の位置になります。
金融業の場合、年収が高い分、ハイレベルな仕事の成果を求められます。成果を出し続けることで、出世コースに乗れてそれに応じて年収も高くなります。
出世コースに乗れずにいると、他業種と変わらないか、低くなる傾向にあります。また、就職や転職には、高いスキルが求められます。仕事に就いたあとも、継続的に成果を上げ続けて、スキルアップを継続していかなければなりません。高収入を得るためには、努力が欠かせません。

日本全体では平均より上

三井住友銀行の総合職の場合、出世コースに乗った場合は、男女とも日本全体の大卒の平均よりも、はるかに高くなります。しかし、一般職は平均よりわずかに低い程度で厳しい現状です。厚生労働省の統計では、短大卒の男性の初任給で18万600円。年収で216万7,200円です。
大卒の男性の場合、初任給は20万7,800円。年収は、249万3,600円です。変わって、三井住友銀行の大卒の初任給は20万5,000円、大学院卒で23万円です。ここにボーナスなども加わると、日本の平均年収よりも、はるかに三井住友銀行の年収が高くなることが分かります。

三井住友銀行のここが強み

三井住友銀行は、給与面以外にも働きやすい制度がたくさんあります。どういった制度があるのか、詳しく見ていきましょう。

女性にやさしくワークライフバランスも高水準

三井住友銀行は、女性が働きやすい会社作りをしています。非正規雇用であっても、産休・育休の制度が充実しており好評です。また、復帰後の時短勤務にも寛大なので、朝や帰りを短縮することが可能です。また、女性の管理職比率を増やすことや、男性職員の短期育児休業取得率向上にも積極的です。
しかし、任せられている職務によっては、育休制度・時間短縮勤務制度を有効利用できる人は少ないようです。あるいは、階級が上がるにつれて、その制度を使うのであれば、階級を下げるように要求されるケースもあるようです。階級の高い女性にとって、仕事と家庭を両立するためには、周りの家族の支えが大切です。

福利厚生は十分で研修制度もピカイチ

三井住友銀行のもう一つの魅力は、福利厚生の充実と研修制度も大変整ってることです。三井住友銀行では、異質のキャリアを持った人材の採用に積極的です。そのため、さまざまな働き方に対応したシステムと、海外での長期間研修もあるので、他業種からの転職でも安心できます。
福利厚生面では、住宅補助や産休・育休の制度がしっかりしており、満足という声が多数です。研修制度の面は、入行時研修が1カ月あり、基礎をしっかり学べます。入行後も研修が多く、内容も非常に実践的で、ロールプレイングが多く取り組まれています。また、知識面を補完する研修も多いので、実力が身に付きます。

三井住友銀行の気になる点

給与面、福利厚生面、研修制度と充実している三井住友銀行ですが、勤めている人からは気になる声も上がっています。三井住友銀行の気になる点について、詳しく見ていきましょう。

大幅人員削減計画が準備中

三井住友ファイナンシャルグループでは、フィンテックとネット銀行の成長が足かせとなり、2020年度に業務刷新と人員削減計画を予定しています。人員削減数は4000人相当で、浮いた人員の半分程度を、資産運用の相談業務などの相談分野にあてる方向です。
三井住友銀行は、今後3年間で全店舗をペーパーレス化する方針です。窓口では、相談業務を中心とする、次世代型の店舗に移行を目指しています。事務作業は事務センターに集約し、AIなどで作業の効率化を目指す予定です。

年功序列でノルマには厳しい体育会系の職場

三井住友銀行は、メガバンクの中でも、一番ギラギラした雰囲気と社風があります。また、営業ノルマに厳しい体育会系なので、数字によって出世が決まる現実があります。年功序列も厳しく、年齢を重ねるごとに給与も上がりますが、同時に競争も厳しくなり、平均勤続年数が13年という報告があります。
ほかの銀行と比較しても、リテール分野や投資銀行業務が強いことが特徴です。行員も体育会系が多いので、飲み会は完全に体育会系のノリです。真面目な人だと反りが合わない恐れがありますが、体育会系出身であれば、合う職場でしょう。

精神的肉体的にタフさが求められる職場

三井住友銀行に限らず、メガバンク全体的にいえることですが、時期や部署によっては、残業量や勉強量が多くなります。したがって、仕事面のプレッシャーをクリアするタフさを求められます。
三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などでは、働き方改革で在宅勤務も認められましたが、仕事の内容面では、離職率がほかのメガバンクと同様に高めになっています。

三井住友銀行の一員になるには

三井住友銀行は、仕事面がハードであってもやはり人気企業です。三井住友銀行の一員となって働くためには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。

人気企業だけに道のりは長く険しい

三井住友銀行の入社試験には、ES、webテスト、数多くの面接と関門が多いです。しかし、奇をてらった姿勢よりも、自然体で臨んだほうが、面接官によい印象を残せるでしょう。
道のりは厳しい分、誠心誠意をもって入社試験に臨むのが好ましいです。

有名大学生だとやはり有利

三井住友銀行だけに限らず、メガバンク全体的に「学歴不問」と謳っていますが、内定確定者は、有名大に強く偏る傾向にあります。金融業は、勉強量が求められる職業であるのに加え、リクルーター制度やOB訪問などで、アドバンテージがあることは否めません。
メガバンクの募集には、学歴の条件はありませんが、銀行での仕事に取り組むと、必然的にかなりの数の資格を取得することになります。したがって、資格取得のための勉強が欠かせません。勉強することに、抵抗があるようでは勤まらないので、結果的に学歴の高い人が集まるようです。

インターンシップへの参加は効果的

三井住友銀行のインターンシップは、提案業務を体験するものです。5日間あるインターンシップは、実務的で企業研究を兼ねても受ける価値があります。内容は、1日目にオリエンテーションから始まり、2日目から4日目にかけて実務体験をします。
実際の社員と打ち合わせをして、プロジェクトファイナンス・M&Aなどの金融手法から、アプローチや顧客の課題のための提案など、多岐に渡っています。このインターンシップに参加することで、やる気をアピールして内定につなげることができます。

内定を獲得したらこれはやっておこう

希望の就職先から内定を獲得したら、これだけはやっておきたいことがあります。やるべきことをおさえて、これからの内定先で働きやすい環境作りをしましょう。

顔を売るのを兼ねてできるだけ内定者懇親会や食事会に出席しよう

多くの企業が内定者に対し、内定者懇親会を開催します。参加者は内定者の一部ですが、のちにライバルともなる同期メンバーとの交友を、深めることもできます。内定懇親会の内容は、内定者同士の親睦を深めるためのワーク形式のコンテンツや、年の近い先輩社員との交流などさまざまです。
自己紹介を求められこともありますが、親睦を図ることが目的なので、気構えなくても大丈夫です。内定懇親会は、無理に参加をしなくてもよいですが、今後の仕事を考えるのであれば、参加することが望ましいでしょう。とくに、同期との親睦を深めることで、入社後の不安な時期の一番の支えになってくれます。

将来に備えた英語と証券外務員の学習をしよう

銀行入行者は、入行前から証券外務員と、英語(TOEIC)の勉強をしていたほうが有利です。かつては、証券外務員の資格取得を目指した研修が、内定者に課せられていましたが、現在では全ての銀行員に、資格取得を推奨しています。
また、三井住友銀行では、英語学習にも力を入れているため、TOEICで730点に満たない内定者には、通信教育が課せられます。730点を超えた内定者には、Skype英会話が待っており、「ビジネスコミュニケーションルール」や「簿記3級」「FP取得」など、資格取得がたくさんあります。

三井住友銀行に合っているか十分な自己分析を

メガバンクの一つである三井住友銀行は、給料面・福利厚生面・研修制度の充実と、魅力がたくさんあります。魅力がたくさんある代わりに、業務内容の多さやノルマの厳しさもあります。給与面では、出世コースに乗ることで高額になりますが、外れてしまえば他業種となんら変わりがありません。
金融業界で生涯勉強に励み、知識をたくさん増やすことができるのか、プレッシャーに耐え切れずにリタイアしてしまうのか、自分がどちらに当てはまるのかをしっかり吟味したうえで、三井住友銀行へのエントリーを考えてください。

この記事のライター UKANO 編集部

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