「デビットカードが使えない場面は?」知っておきたい基礎知識

「デビットカードが使えない場面は?」知っておきたい基礎知識

カード 2018.09.13

クレジットカードが使えてもデビットカードが使えないときがある

デビットカードは、最近急速に普及しつつあるマネーカード。海外では、クレジットカード以上に普及している国も多いデビットカードですが、完全にクレジットカードのかわりができるかというと、そういうわけにはいかないケースも現れます。
デビットカードを利用している人の中には、どのようなときに使えないのかを、知っておきたいという人もいるのでは。今回は、うっかりしやすい使用時の注意点や、おすすめのデビットカードなど、基本の知識を取り上げます。特性を理解して、有効に活用していきましょう。

デビットカードが使えない場面とは

デビットカードを使いたいのに使えない、という場面は意外に身近なところにあります。とくに、車を運転している人には問題になりそうなところです。

銀行口座の残高が足りない場合

クレジットカードは利用額の範囲なら、自分の口座にいくらお金が入っていようが、関係なくお金を使えます。もちろん使ったお金は、期日が来れば清算しなければなりませんが、清算期日までの間は、お金を借りておけるわけです。
それにたいしてデビットカードは、一瞬たりとも、1円たりともお金を借りることはできません。デビットカードで支払った金額は、即座に口座から引かれます。つまり、本質的にはキャッシュカードに近いものなのです。ATMでお金をおろして支払う手間をはぶいて、口座から直接お店に支払うということが、デビットカードの働きです。
よって当然ながら、口座の残高が足りないときにはお金を払うことができません。つまり、「確実に払える仕組みがなければいろいろな処理が滞る」という状況では、デビットカードは使えないのです。

高速道路料金の支払い

高速道路のETCは、現在では相当普及した感があり、クレジットカードにETC機能を付加して使っていることがほとんどです。しかし、このETC機能の付加が、デビットカードではできないのです。なぜなら、残高によっては料金が払えずに、立ち往生してしまうことがありうるからです。
クレジットカードなら、クレジット会社がお金を建て替えてくれるので、窓口が滞ることはないのですが、いっさい借金ができないデビットカードでは、残高不足では払えません。
混んでいるときのETC窓口は、どんどん処理して車を流してゆく必要があるのに、お金を払えず手間取る車が出てしまうと、渋滞のもとになってしまいます。デビットカードにETC機能がつかないのにはちゃんと理由があるわけです。

公共料金や通信費の支払い

ほとんどのデビットカードでは、電気ガス水道などの公共料金や、電話などの通信費用を払うことができません。とはいえ、多くの人が公共料金系のお金は、口座引き落としにしていることが現状なので、あまりピンとこない人も多いでしょう。
口座引き落としが普通に行われているなら、デビットカードの支払いも認められてよさそうなものです。しかし、日本ではデビットカードの歴史は浅く、ニーズがさほど多くない、特殊な支払いにはまだ対応できていないところが多いというのが現実です。
このように、デビットカードには使えない場面というのがそれなりに存在します。とくに、高速道路とガソリンスタンドは問題になることが多いので、注意しておきましょう。

おすすめデビットカード

デビットカードは使えない場面がありますが、その弱点を少しでも克服できるデビットカードや、人気の高いおすすめのデビットカードを4つ紹介します。

楽天銀行デビットカード

楽天銀行のデビットカードは、口座に10,000円以上のお金が入っていれば、ガソリンスタンドでも使える貴重なカードです。また、公共料金の支払いも可能です。使うと楽天スーパーポイントがたまり、買い物に利用できます。
作るときに、JCB対応とVISA対応を選べることも大きな魅力。JCBカードはポイント還元率が非常に高く、年会費も無料というとてもお得なカードで、一方VISAは還元率などで劣って年会費もかかりますが、世界中のたいていの場所で使えるというメリットがあります。

JNB VISAデビットカード

ジャパンネット銀行が発行するJNB VISAデビットカードも、ガソリンスタンドや公共料金の支払いに使用できます。年会費無料かつ審査なしで、国際ブランドであるVISAのカードが持てるということは、大きなメリットでしょう。
さらに、ファミマTポイントがたまるファミマTカードつきのデビットカードも作れるので、ローソンなどでの買い物がお得になります。

住信SBIデビットカード

総合力の高いデビットカードとしておすすめできるのが、住信SBIデビットカード。ブランドは王道のVISA。年会費無料、銀行手数料も一定回数無料と、欠点のない使いやすさ抜群のカードです。
ポイント還元率は0.6%と高く、さらに2018年現在、毎月プレミアムフライデーから3日間の金・土・日曜日にはポイント還元率が1%になるサービスが行われており、いっそうお得になっています。

Sony Bank WALLET

Sony Bank WALLETも、使いやすいと評判のデビットカード。VISA対応、年会費無料、通常振込手数料が月2回まで無料と好材料が揃っています。
Sony Bank WALLETの最大の特徴は、ポイント還元率が高いことで、通常は0.5%ですが一定条件を満たすと最大2%まで上がり、デビットカードとしては異例といえるお得さになります。

デビットカードとクレジットカードの違い

デビットカードとクレジットカードの違いを、ここであらためて整理しておきます。

デビットカードは銀行で即時決済される

デビットカードはお金を払ったら即座に決済され、紐付けられた口座からお金が引き落とされます。そして、口座の残高がゼロになったら、それ以上は絶対にお金を使えません。たとえ1円でも、誰かが足りない分を肩代わりしてくれるということはないのです。
しかし逆にいえば、デビットカードはそれだけ家計上、安全なカードだということでもあります。クレジットカードは、たしかにローン機能ゆえに融通がきいて多くの場面で使えますが、あまり意識もしないまま自然に借金ができてしまうという、怖い一面も持っています。
身動きがとれなくなってカード破産というケースは、枚挙にいとまがありません。デビットカードには借金の心配がないので、安心して使えます。留学するお子さんに、デビットカードを持たせる親御さんが多いこともうなずける話です。

デビットカードは審査が不要

デビットカードのなにより大きな特徴は、店頭で支払いができるカードとしては、ほぼ唯一「作るのに審査を受けなくてよいカード」だということです。より正確にいえば、口座を開いて、キャッシュカードを作るときのチェックに合格すれば、デビットカードも作れるということになります。なぜなら、デビットカードは本質的にはキャッシュカードの一種だからです。
銀行口座の名義人になるためには、基本的に年齢制限はありません。しかし、本人によるデビットカード作成となると、さすがに年齢制限があります。基本は15歳以上、つまり高校生であれば、自力で口座を作りデビットカードが作れるのです。この敷居の低さが、クレジットカードとの最大の違いです。

デビットカードの特性を理解して利用しよう

デビットカードはお手軽で安全なマネーカードとして、どんどん普及しつづけています。おそらく将来は、現在は使えない場面でも使える、万能のカードになっていくのではないでしょうか。
しかし現在は、使える場面、使えない場面を知っておく必要があります。それさえ覚えていれば、デビットカードはあなたの生活の大きな助けになってくれるでしょう。

この記事のライター UKANO 編集部

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