「転職理由の正しい書き方」相応しい表現でしっかりとアピールを

February, 09, 2018

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書き方ひとつでかわる転職理由

転職を考えている人は、採用担当者によいイメージを持ってほしいものです。
しかし、転職するということは、前の会社に不満があった、人間関係が悪かったなどという側面があり、マイナスなイメージになりがちです。

その一方で、転職は自分のスキルを今よりさらに磨きたい、環境を変えたい、新しいことにチャレンジしてみたいなど、プラスなイメージがあるともいえます。
実は、このどちらとも取れる転職のイメージは、転職理由の書き方次第で、マイナスにもプラスにもなりえるのです。
よい印象を与えてくれる正しい転職理由の書き方を覚え、転職を乗り切りましょう。

転職理由を書く手順

本音である転職理由を書き出す

プラスのイメージになる、正しい転職理由を考えるための準備として、まずは自分の中にある、本来の転職理由を書き出してみましょう。
給与が少ない、人間関係が良くない、残業が多いなど、複数出てくる場合もあるでしょう。
こうして、最初に本音を書き出すことで、矛盾をなくしたり、採用担当者に転職理由を細かく突っ込まれたりしたときの、よい対策となります。

また、自分の中にある本来の転職理由を書き出すことで、その中からどれを転職理由として書くべきか、正しい転職理由を書くための軸が見えてくるのです。
本来の転職理由をすべて書き出し、どの理由を軸として転職理由を書くか、方向性を定めましょう。

ネガティブな表現を言い換える

転職理由として、ネガティブな表現で書いたら、当然、ネガティブな印象になってしまいます。
ネガティブな表現は、転職理由ではNGです。
自分が採用担当者だったら、ネガティブな人間を採用したいとは思わないのでは?誰しもが、ネガティブな人間よりも、ポジティブな人間を採用したいと思うはずです。

ネガティブな表現を、ポジティブな印象にするためには、表現を言い換える必要があります。
たとえば、「仕事にやりがいがない」という表現を「より成長できる環境で働きたい」という表現に言い換えるだけで、ネガティブな印象が、たちまちポジティブな印象に様変わりします。

少しだけ言葉を言い換えるだけで、これほどまでに印象が変わってしまうのです。
転職において印象は、会社側にとって非常に重要な選考基準となります。
表現を言い換えるという方法は、印象を良くするためにも、とても効果的な手段になります。

転職理由として相応しい理由

30代以上の転職理由

一般的に転職は、年齢の若い方が優遇されてしまう面があります。
その理由には、これからの勤務年数や教育方針など、たくさんの背景が見られます。
そのため、20代と同じようにアピールしていては、どうしても30代は不利な状況になりがちなのです。

だからといって、落ち込む必要は何もありません。
30代には、若さにも劣らない武器があるのです。
それは、20代にはないこれまでの経験です。
これまでの経験で得てきたスキルや能力は、20代よりはるかに多いのではないでしょうか。
しかし、これまでの経験をだらだらと述べるだけでは、ただの自慢話になってしまいます。

そうなってしまわないためには、これまでの経験で得たスキルや能力を活かし、転職後はどんなことがしたいのかと、将来のビジョンを明確化することが重要です。
たとえば、前職でマーケティングの経験があるので、その能力を活かして販売の仕事に携わりたいなど、次のステップに進むための転職理由は、採用担当者にとってプラスのイメージになるのです。

20代の転職理由

20代に相応しい転職理由として、「転職をすることで自分のこれからの成長につなげるため」、「さらにステップアップするため」というものがあります。
自分の成長やステップアップということは、もしかしたら永遠のテーマかもしれません。

実はこの転職理由は、採用担当者が最も求めている回答です。
もちろん、企業としては能力が優れている人材を採用したいのです。
しかし、いくら能力が優れていても、与えられた仕事をこなすだけで、自分の成長やステップアップをまったく考えていない人材を、採用したいとは思わないでしょう。

成長したい、ステップアップしたいという転職理由には、仕事に対する熱意や向上心が感じられます。
この熱意や向上心が、この人材を採用したいと思わせる大きな要因となるのです。
こうした思いがあれば、うちの会社でも活躍してくれるはずと思ってもらえるでしょう。

未経験者の転職理由

転職をする人の中には、まったく別の職種に転職する場合もあります。
しかし、多くは前職と同じ職種であったり、何かしら前職に関連性がある職種に転職する傾向にあります。
この傾向は、特に初めて転職をする人に多くなっています。
同じ職種や、前職と関連性のある職種に転職するということは、自分自身にも大きなメリットがあります。

前職から転職先への関連性がある場合には、そのことを伝えることで、この仕事に理解がある、知識があるので、入社後は即戦力になってくれるだろうと、プラスのイメージを与えられます。
また、前職から転職先への関連性があるということは、理由として決してネガティブなものではないはずです。

転職理由として相応しい表現

しっかりと評価される制度に惹かれた

転職理由として最も多いことは、給与への不満です。
給料の多い会社で働きたい、前職より給料を多く欲しいと考えることは、社会人として当然です。
安い給与でもかまわわないという人は、そうそういません。

しかし、そのことを包み隠さず伝えてしまったら、どんなイメージになるでしょう。
この人はお金のことばかりで、会社に貢献する気がないのだなと思われてしまいます。
また、入社したとしても、万が一給与が下がってしまうことがあれば、真っ先に退職してしまうのではと、心配されてしまいます。

給与の不満という理由は、「正当な評価を受けたい」と必ず言い換えるようにしましょう。
働きに見合った給与が欲しいと伝えることで、直接的な表現を避け、採用担当者にマイナスなイメージを持たれずに済みます。
さらに、正当な評価を受けるため、この人は一生懸命仕事を頑張ってくれるのではという、企業側の期待にもつなげられます。

学んだことを生かしキャリアを積み成長したい

「技術を磨きたい」「スキルアップを目指したい」という考えは、前職と同じ職種や、前職から転職先への関連性がある場合に、そのまま転職理由として使えます。
しかし、スキルアップを転職理由にする場合には、注意点があります。

それは、スキルアップができなかった原因を、決して環境のせいにしないということです。
なぜ前職ではいけなかったのかを説明できなければ、自分の役不足を環境のせいにしていると思われてしまいます。

なぜ前職ではスキルアップができなかったのか?という質問は、採用担当者からも質問される可能性が高いでしょう。
前職の不満にならないよう、慎重に転職した場合のメリットを考えましょう。
具体的に、その理由を述べ、この会社ならスキルアップが実現できるという根拠と一緒に伝えましょう。

メリハリのある効率よい仕事をしていきたい

サービス残業やむだな残業が多く、仕事に疲れてしまい、転職を考える人はたくさんいます。
確かに、残業は効率が悪く、正当な評価につながらない場合も多く考えられます。
こういった場合には、どのように言い換えればいいのでしょう。

サービス残業に疲れてしまった、むだな残業が多く効率が悪いと感じるということは、もっと「効率的に働いて成果を上げたい」、「オンとオフを分けて、メリハリのある働き方をしたい」というように言い換えられます。

こうして言い換えることで、残業に疲れてしまったというマイナスな理由でも、正当な転職理由にできるのです。
また、効率よく働いて、正当な評価を受けたいという気持ちの表れにもつながります。

自己管理を意識し以前より健康的に

過度な残業や休日出勤は、自身の健康を害してしまう場合もあります。
健康を害してしまったら、転職はおろか、働くことさえままならなくなってしまいます。
こういった残業が多い、または休日が少ないという理由で、転職を考えている人は多いと思われます。

しかし、残業が多かったと直接書いてしまうことは、以前の勤務先の不平・不満となってしまい、自分の印象も悪くしてしまいます。
また、自己管理ができていなかったために、残業や休日出勤につながったのではと、マイナスなイメージにとられてしまいます。

こういった場合には、「環境を変えたい」と言い換えましょう。
そのほかにも、たとえば環境を変えて資格を取得するための勉強時間を作りたいなど、目標を一緒に伝えることで、採用担当者に転職理由を、前向きなものだと捉えてもらえます。

転職理由としてNGな表現

会社の将来性に不安をおぼえた

前職の業績悪化や給与の減額など、会社の将来性に不安を覚え、このままここで働いてもいいのかと、転職を考える人も多いはず。
では、転職することで将来が確約されるのでしょうか?前職で不安を感じて転職しても、転職先で将来が確約される保障は、どこにもないはずです。

現代では、100%安泰といえる企業はどこにもありません。
自分ではどうにもならないことや、想定外なことが起こりえる可能性をしっかりと頭に入れておき、会社へあまり依存しすぎないことも重要です。

上司や同僚との人間関係

上司や同僚との人間関係は、転職の大きな要因となることがあります。
しかし、転職の理由が人間関係だと、転職後もすぐに人間関係で退職してしまうのではと、思われてしまいます。
人間関係を気にかけているということは、実際は組織内で円滑な人間関係を築きながら、スムーズに仕事を進めていきたいということになります。

転職理由であった人間関係も、周囲の人たちとよい関係を築き、効率よく仕事を進められるようにしたいと言い換えれば、プラスの印象に変えられます。
また、自らよい人間関係を築きたいと宣言することで、入社後の会社側の不安も、軽減してあげられるのではないでしょうか。

待遇が良くなかった

労働時間や給与など、待遇が良くなかったという転職理由も、よく聞く理由の一つです。
しかし、このまま採用担当者に伝えてしまっては、それは転職理由ではなく、ただの愚痴になってしまうのではないでしょうか。

しかし、労働時間や給与などの待遇が良くないという思いは、裏を返せば、自分の仕事の内容に対して責任を持ち、しっかり取り組んでいるからこそ生じるもので、すべてがマイナスなイメージではないのです。
よって、待遇が良くなかったという不満を愚痴にするのではなく、自分の努力や頑張りをしっかり評価してもらいたいという、仕事に対する前向きな思いを伝えてみましょう。

転職理由はアピールのために工夫をしよう

転職理由はさまざまですが、そのまま包み隠さず書いてしまうと、マイナスなイメージになってしまいます。
ネガティブな表現は言い換えることで、いくらでもプラスの印象を与えられるのです。

転職を成功させるためにも、正しい転職理由の書き方を頭に入れて書いてみましょう。
転職理由は、転職において必ず見られる部分なので、正しい書き方をすれば、自分をアピールする最大のツールになるでしょう。

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