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貯蓄性の生命保険に申し込もう
保険には掛け捨て型と貯蓄型の保険がありますが、生活に少しでも余裕があるのなら、貯蓄型の生命保険に加入するのがオススメです。
貯蓄型の生命保険は掛け捨て型に比べて保険料は高くなりますが、そのぶんメリットは大きいでしょう。
特に満期で保険金が受け取れる場合には、家族だけでなく自分の生活も安定します。
貯蓄型にはどのような保険があるのかを勉強し、自分に合った生命保険に加入しましょう。
満期の定義
保険の満期とは、保険の期間が終了するという意味がほとんどです。
しかし、保険の種類によって、払いこみが満了した日のことをいうときもあります。
保険の種類によって違うので、みていきましょう。
定期型の生命保険の場合
定期型の生命保険の場合には、契約時に定めた保険期間が終了するときか、継続するには契約の更新が必要になるときが満期です。
定期型の生命保険は掛け捨ての保険と言われていて、途中で解約しても解約返納金はありません。
解約返納金はありませんが、保険の保障はしっかりしているので安心です。
貯蓄性のある生命保険の場合
貯蓄性のある生命保険の場合には、契約時に定めた保険期間が終了するときか「払込満了」が満期です。
貯蓄性のある生命保険の中に、終身保険があるのですが、終身保険は生存している間は、ずっと保険料を支払うことになり、保険金も必ず受けとることができます。
終身保険には短期払いがあり、期間を決めて払うこともできるのですが、払い終わっても、保険の保障はずっと続くので、満期とは違います。
満期保険金を受け取れる保険
満期保険金が受け取れる保険は、学資保険、養老保険、生存給付金付定期保険です。
学資保険、養老保険、生存給付金付定期保険には、それぞれ特徴があるのでみていきましょう。
満期保険金について
満期の保険金とは、払い込んだ保険料を積み立てられたもが、一定の期間を過ぎると支払われる保険金のことをいいます。
保険の種類にもよりますが、支払った保険料よりも多くの満期保険金がもらえることがあります。
満期保険金がある保険は、養老保険、学資保険、生存給付金付保険があり、目的に応じて加入するようにしましょう。
こどもの教育資金の積み立てを目的とした学資保険
子供のための学資保険は、一定の期間で祝金や満期保険金を受け取ることができる保険です。
子供が進学するときには、お金がかかります。
一気にかかるお金の負担を軽減するために学資保険があると考えればわかりやすいでしょう。
途中、進学するタイミングで祝い金が支払われます。
そして、学資保険にも満期があり、17~18歳で満期の保険金がもらえます。
満期保険金のある養老保険
養老保険の特徴として、満期保険金の金額は死亡保険金と同額ということです。
養老保険は、生存、死亡のどちらでも保険金が支払われるシステムなのです。
養老保険は保険の期間が決まっているので、契約した保険金や保険料は固定です。
保険料が固定なので、毎月の生活も計算ができます。
満期になり満期保険金を受け取る時には金額は支払った金額以上になるのですが、途中で解約すると、元金より少なくなります。
終身保険の登場で、人気がなくなってきた保険ですが、満期で保険金が受け取れる楽しみもあるので、自分にも家族にも優しい保険ともいえます。
死亡保険金と生存給付金がある生存給付金付定期保険
生存給付金付定期保険とは、生存給付金が一定の期間ごとに支給されるシステムの保険です。
一定の期間は、保険を契約するときに決めることができます。
一定期間というと、掛け捨ての保険と同じかというと、そうではありません。
生存給付金が支払われる分、保険料は高くなります。
また、生存給付金付定期保険のなかには、満期金が支払われる商品もあるので、契約するときには、確認しましょう。
満期保険金に税金がかかる場合
満期保険金に税金がかかることがあります。
税金がかかるときの、いくつか条件をみていきましょう。
支払った保険料よりも大きい金額を受け取った場合
満期で保険金をもらうと、支払った金額よりも、多くもらうことになり、多くもらった分について、税金がかかります。
つまり、利益に該当する部分は税金を支払わなければいけません。
利益の50万円までは控除されますが、それ以上の金額になると税金を支払わなければなりません。
金額は多くはありません、数百円から、数千円程度になることが多いでしょう。
契約者と満期保険金受取人が同一人の場合
契約者と満期保険金受取人が同一人の場合には、所得税・住民税の課税対象です。
保険料の負担者と満期保険金を受け取る場合には税金がかかりますが、一時所得として課税対象にです。
しかし、満期の保険金が支払った保険料よりも50万円以上でなければ、控除されるので非課税になり、税金を払う必要はなしです。
一時所得でなく源泉分離課税される場合
保険加入期間が5年以内などの条件がありますが、金融類似商品とみなされる一部の保険では、例外的に源泉分離課税となる場合があります。
満期保険金を受け取る時には、税金が差し引かれている金額なので、源泉徴収分だけ少なく支給されます。
保険料の負担者と保険金の受取人が異なる場合
保険料の負担者と保険金の受取人が異なる場合は、一時所得や所得税ではなくて、贈与税が課税されます。
負担者と受取人が違うときには、保険商品を贈与したことになるので、贈与税がかかるのです。
贈与税にも控除の金額が決められていて、一年間に100万円以下だと非課税です。
贈与税は所得税などに比べると税率は高く金額も多くなるので、満期の保険に加入するときには、受取人を誰にするのかも重要な要素となるでしょう。
満期になったら満期保険金をもらおう
満期になってもらえる、満期保険金は家族や自分の生活を安定させるものとなるでしょう。
生命保険の種類によって、もらえるタイミングや金額が違ってきます。
そして、考えなければいけないのが受取人を誰にするかです。
死亡保険金の場合には家族が受取人になるのが一般的ですが、満期のある生命保険だと、満期の時にまだ生存している可能性は高く、受取人が誰になるかによって、税の種類が違って、税率も変わってくるのです。
特に満期のある生命保険の場合には、自分も元気な場合があるので、加入するときには、誰を受取人にするか十分に考えて加入しないと、多くの税金を支払うことになってしまいます。
家族のことを一番に考えて、満期のある生命保険をえらびましょう。