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税込年収と他の給料収入のちがいは
一般的に年収という言葉は、企業から労働者に1年間で支払われる給与等の金額すべてのことを示しています。
これを税込年収といいます。
それに対して給与等から税金や社会保険等を引かれた金額の1年間の合計は、すべて自分が使える金額なので手取り年収といいます。
税込年収とその他給料収入について
ここでは税込年収と、その他の給料収入についてを詳しくみていきましょう。
税込年収は一般的な収入を指す
一般的に収入というのは「税込年収」のことをいいます。
企業からあなたへ1年間に支払われる毎月の給料や賞与等の合計が税込年収です。
給与明細における総支給金額の1年間の合計が支払金額として源泉徴収票に記載されています。
【参照リンク:https://docoic.com/12600 】
給料の手取りの意味は
給料における手取りとは、毎月の給料から税金や社会保険等を引かれたものをいいます。
給料から天引きされていない自分が使える金額のことです。
【参照リンク:http://heikinnenshu.jp/tokushu/zeikominenshu.html#chapter5】
手取り年収は税込年収から税を引いたもの
毎月の給料から税金や社会保険等を引いたものの1年間の合計を手取り年収といいます。
源泉徴収票の給与所得控除後の金額として記載されています。
【参照リンク:https://mayonez.jp/topic/957】
ボーナスも税込年収に含まれる
それでは夏冬のボーナスや決算手当はどうなるのでしょうか。
この収入も税込年収に含まれます。
さらに、毎月の残業代や通勤手当など企業から支払われるすべての金額が税込年収に含まれるのです。
【参照リンク:https://liftmylamp.com/money2/】
年収の計算方法
それでは税込年収と手取り年収を知るための計算方法をみていきましょう。
税込年収を知るための計算方法
毎月の給与の手取り金額がわかればおおよその税込年収がわかります。
税込年収を知るための大まかな計算が次の方法で算出できます。
【参照リンク:https://mayonez.jp/topic/957#num_11522】
手取り年収知るための計算方法
また、毎月の給与の税込の金額がわかればおおよその手取り年収がわかります。
毎月の給与のおよそ80%が手取り金額となります。
手取り年収を知るための大まかな計算が次の方法で算出できます。
【参照リンク:https://docoic.com/12600#i-2】
自営業の年収について
会社員の年収に対して、自営業の年収とはどの部分をいうのでしょうか。
自営業の場合には、源泉徴収票ではなく確定申告書で判断します。
基本的には自営業の年収も税込年収のことをいいます。
確定申告書における収入金額等に記載されている金額です。
【参照リンク:http://dorobune-jiei.com/?p=245】
税込年収が必要となる場面
それでは、税込年収はどのような場面で必要となるのでしょうか。
実際にはかなり重要な場面で使用することになるのですが、代表的ないくつかのケースについて説明します。
クレジットカードの申し込み
まずは、クレジットカードの申し込みで使用します。
金融機関・信販会社等のクレジットカードの審査には税込年収を使います。
源泉徴収票の所得控除後の金額で申告しないよう注意が必要です。
申込金額が一定の金額以上であれば、金融機関等は審査の際に源泉徴収票を徴求するのですが、申込金額が一定の金額以下の場合、源泉徴収票を徴求せず申告された金額で審査が進んでしまうからです。
そのまま審査を通過すると、実際の年収より少ない金額が信用情報機関に登録される事になってしまいます。
具体的な例で見てみましょう。
あなたが信販会社にクレジットカードの申し込みをする際に、キャッシング枠を100万円で希望したとします。
その際にあなたは、手取り年収である240万円で申告してしまいました。
キャッシング枠は総量規制があり年収の3分の1までとなっています。
手取り年収の240万円だと100万円のキャッシング枠は端から設定できませんが、実際の税込年収である300万円であれば100万円のキャッシング枠が設定可能となるのです。
【参照リンク:http://heikinnenshu.jp/tokushu/zeikominenshu.html#chapter3】
住宅ローンの審査
次に、金融機関における住宅ローンの審査で使用します。
あなたが住宅ローンを受ける場合に金融機関は、年間返済額が税込年収に対しどのくらいの比率になるかを見て、この人は住宅ローンの返済が可能であると判断する材料にするのです。
このことだけで返済が可能と判断するわけではないのですが、金融機関にとって重要な判断材料となる返済比率はおおむね35~40%以内となっているようです。
【参照リンク:http://oyade.0hs.org/post-1225/】
転職活動をする場合
転職活動をする際に、相手の企業からは必ず「あなたの今までの年収はいくらですか?」と聞かれます。
その際には、手取り年収ではなく税込年収を答えましょう。
あなたの返答次第で相手の企業はあなたに支払う年収を計算してしまうからです。
実際の年収より低い手取り年収を答えてしまうと、相手の企業はあなたに支払う年収を低く見積もってしまうことになります。
このことはあなたの能力を過小評価する結果となり、転職活動があなたにとって不利な状態で進んでしまうのです。
【参照リンク:http://heikinnenshu.jp/tokushu/zeikominenshu.html#chapter3 】
自分の年収を正しく把握しよう
ここでは、自分の年収をクレジットカードの審査や住宅ローンの審査などに対して申告するときに、税込年収を使用するのだということを中心にみてきました。
もし誤って手取り年収を書類などに記載してしまうと、自分が損をしてしまう場合があるのです。
このことから、年収についての知識を正しく理解しておく必要があるのです。
また同じように、自分の手取り収入がわかれば、おおよその総収入もわかります。
自分の年収を正確に把握して、日々の生活の中で、年収金額の把握が必要とされるシーンで活用するようにしていきましょう。