コンテンツ
SIMカードの処分の方法を知っていますか
携帯の乗り換えや機種変更時に不要になった「SIMカード」。
もう必要がないからと思い切って捨ててしまう方やなんとなく持っている方、それぞれいらっしゃると思いますがSIMカードにも処分の方法があるということをご存知ない方もいるのではないでしょうか?
処分してしまうのにも正しい方法を知っておくと安心して処分できますので知っておきましょう。
SIMカードの処分方法
必要のなくなった「SIMカード」ですが、電話番号などの「個人情報」が残っていることがあります。
処分する方法として、いくつか挙げられると思いますので見ていきましょう。
「燃えるゴミ」として処分する
小さいものですので、目立たずに処分することが可能です。
また、使用しないものとはいえ「個人情報」が入っているものですので焼却処分されてしまう方が安心できる処分方法ではないでしょうか。
お住まいの各自治体によって「プラスチックゴミが燃えるゴミとして処分可能」な場合は、「燃えるゴミ」として処分するのが一番良い方法だと考えられます。
「燃えるゴミ」として処分する際にも、できればそのまま捨てることはせずにいらなくなった封筒などに入れてから捨てるようにする、不安な場合はSIMカード自体を更にハサミで切ってから処分するなどのひと工夫をされるとより安心して処分が可能になります。
「燃えないゴミ」として処分する
先ほどの燃えるゴミの時と同様に小さいものなので目立たずに処分することが可能ですが、こちらは「燃えないゴミ」となりますので、そのまま埋め立てなどで処分されてしまう方法となります。
多少でも「個人情報」が入っているものですので、万が一拾われて中の情報を見られることになってしまっても、使えないものとはいえ不安が残ります。
お住まいの自治体によってプラスチックゴミの処分の方法が「燃えないゴミ」となっている場合は、SIMカードをハサミ等で切ってから処分されることをオススメします。
「粗大ゴミ」として処分する
SIMカード自体は小さいものですので「粗大ゴミ」の対象ではないかと思いますが、ご自分のお住まいの自治体のゴミの区分方法によっては対象となる場合もあります。
一度確認してから処分しましょう。
概ね「粗大ゴミ」は有料での処分が多いのでそれらも確認しておくことが大切です。
キャリアへ持ち込む
大手の電話会社では、必要のなくなったSIMカードの処分方法について対応がそれぞれ違うようです。
乗り換え・機種変更時に処分してくれるところもあれば、利用者が処分するように持ち帰らせたりなどの対応しているところもあるようです。
ご自分での処分が不安な場合は、一度携帯のショップなどに持ち込んでSIMカードを処分してもらえるか確認してみるのもひとつの方法です。
キャリアへの返却
大手のキャリアではあまり聞きませんが、いわゆる「格安スマホ」を取り扱っている会社(MVNO)との契約をされている場合は、ユーザーが解約の際にSIMカードを返送することを求められる場合が多いです。
MVNOに限りませんが、SIMカードは「貸与」という扱いを取っていますので解約したからもう必要がないと放置したり、勝手に処分してしまうと返却されなかったとみなされ「損害金」や「SIMカード再発行」ということで別途に手数料を請求されることもありますので、注意が必要です。
解約時に決められた期日内に返却する条件等が書いていますので、よく読んで返却することが望ましいです。
MVNOでの解約の際には、返却の必要があるのかHPなどで確認して返送先にきちんと返却することがベストな対応ではないでしょうか。
SIMカードの使い道は他にもあるのか
処分方法についていくつか挙げてみましたが、実は処分する以外にも「解約済みのSIMカード」には使い道があるようです。
どんな使い道があるのか見ていきましょう。
SIMカードはアクティベーションの際に必要になる
iphoneの場合ですが、端末を初期化した場合や中古の端末を購入した際に対応しているSIMカードであれば、解約済みのSIMカードでもアクティベーション(初期設定)の時に使用することができます。
解約時の会社に対応したiphoneであれば有効に利用することができそうです。
iphoneを使われている方は、SIMカードを処分せずに持っていたほうがいいかもしれません。
SIMカードを売却することができる
上記でiphoneのアクティベーションの際に、解約済みのSIMカードでも使用できると書いておきましたがこちらも同じ理由です。
オークションサイトなどでは「解約済みSIMカード」として出品している例があります。
iphoneの中古端末を使用する場合に初期設定で必要なアクティベーションやアップデートを行う際に、iphoneのSIMカードを持っていない人はオークションサイトで購入することがあるそうです。
確かに処分するよりも売却できるのであれば多少の金額であっても有効な使い道ではありますが、上記でも書いたように「個人情報」が載っているものですので、そこから個人情報が漏れてしまうなんてこともないことではありません。
売却をお考えの場合は、そのあたりも十分に気をつけて出品されるのが望ましいです。
一部の機種ではSIMカードを入れないと使えない機能もある
こちらはアンドロイドの機種でのことになりますが、SIMカードを挿入しないとワンセグテレビの機能が起動しないという端末があります。
そのような端末に関しては解約済みのSIMカードでも起動することができるので、処分をせずに置いておきましょう。
また、モバイルSuicaを使っている方はSIMカードによる認証が必要なのですが、実はこれも解約済みのSIMカードでも可能だという報告もあります。
このようにSIMカードがないと使えない機能というのもありますので、処分をせずに置いておくというのもひとつです。
思いがけない形でSIMカードが必要になることもある
さらにメッセージアプリ「LINE」のID検索時に年齢認証が必要になりますが、大手キャリアでの契約だと問題ないのですが、MVNOでの契約の場合は年齢認証ができないことがあります。
この年齢認証ができないと新しく知り合った人をLINEへの友だち登録する際、LINE上で使用している名前(ID)で検索をして登録することができないということがあります。
そんな時にも解約済みのSIMカードが実は役に立ちます。
まずはwifiでの接続にしておきます。
そして認証する前に解約済みのSIMを入れて、LINEを起動させます。
年齢認証の画面に来た時に、解約したSIMカードのキャリアのサポートページへ飛びますので、そこで認証させることができます。
認証ができれば解約済みのSIMカードを外して、もとのMVNOのSIMを入れるとID検索が使えるようになります。
サポートページへログインする時に読み込まれるSIMの情報は「どこのキャリアのSIMであるか」という情報が必要なので解約済みのSIMカードであっても使用ができるのです。
もちろん電話番号やQRコード、ふるふるの機能やfacebookでの認証など、ID検索以外で友だち登録をすることも可能なので年齢認証にこだわらずに友だち登録できる方法はいろいろあるのですが、LINEでは1回でも年齢認証を行った端末であれば、初期化しない限りはID検索が可能になります。
ちなみに端末を初期化した場合はもう一度年齢認証の手続きが必要となりますので注意が必要です。
年齢認証の手続きはアンドロイドでもiphoneのSIMでもどちらでも同じような手順で可能です。
不要なSIMカードも需要がある
使用しなくなったSIMカードの処分方法と意外と知らないSIMカードの使い道についていくつか挙げてきました。
SIMカードの処分方法については、きちんとした処理方法をすれば小さいものなので簡単に処分できることがわかりました。
あとは各自治体の処分方法に基づいて処分されるのが望ましいです。
SIMカードの使い道については使用する用途が実はいろいろあるということが分かりましたので、補助的な意味合いとしてもすぐに処分せずに保管しておくというのもいざという時に役に立ちそうです。
SIMカードにもさまざまなサイズがありますので大きさを分けて何枚か保管しておくのもよいでしょう。