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手軽で便利デビットカード
最近、テレビCMでもよく見かけるようになったデビットカード。
ショッピングや食事、旅行といったさまざまなシーン利用ができ、カード1枚で現金と同じような感覚で支払いができるその手軽さが話題の大変便利なカードです。
デビットカードというと、利用できる店舗が少ないから持つ必要性があまり感じられないと考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、社会全体でのキャッシュレス化もあって日本での普及率はどんどん上がり、利用者も増加の傾向にあります。
それに伴い、デビットカードも種類も増えているのです。
デビットカードって何なの? クレジットカードとの違いは? 利用するメリットは? たくさん種類があるけどどれがお得なの? そんな疑問を解決すべく、今回はデビットカードの実態を徹底解剖します。
デビットカードとは
銀行口座にあるお金を引き出すときに利用するキャッシュカードを使って、そのままレストランやショッピング、ネット通販で決済できるカードを「デビットカード」といいます。
後払い決済のクレジットカードと異なり、デビットカードは支払いをしたその瞬間に自分の銀行口座から直接引き落とされるのが特徴です。
「デビット」というのは、ラテン語のデビトウム(debitum)が由来とされており、 会計用語で「借方(債務を負う側)」を意味しています。
元々は、アメリカで小切手の代わりに使われていた「チェックカード」がルーツといわれています。
アメリカでは日常的に小切手での支払いがされていましたが、小切手帳をわざわざ持ち歩かなくてもいいようにと作られたのがデビットカードです。
日本に初めて輸入されたのは1999年。
2000年に「J-Debit(ジェイ デビット)」というサービス名で本格的にスタートしました。
アメリカはクレジットカード発祥の地で現金を持ち歩かない人も多く、デビットカードの普及率が非常に高いようです。
1.38ドル(161円)のコーヒーですら、デビットカードで支払いする人が多いのです。
最近は日本でも、電子マネーやクレジットカードが普及し、キャッシュレス化が進むなかでデビットカードへの関心が高まっています。
今では多くのメガバンクやネット銀行がデビットカードを発行しています。
デビットカードの申し込み
「金融機関のカードだから、発行の手続きや審査が面倒そう……」と思っていませんか。
デビットカードは発行時のわずらわしい手続きやコストが抑えられているので簡単に作ることができます。
では、具体的にどういった点が簡単といえるのかみていきましょう。
銀行口座開設と共に
デビットカードは、銀行口座から引き落とされる仕組みになっているため、カード単体で作ることはできません。
既に持っている銀行口座であれば簡単に作れますが、万が一その銀行でデビットカードを扱っていなかったり他の銀行のデビットカードが欲しい場合には、新たに口座を開設する必要があります。
最近ではWEBサイトで口座開設できる銀行が増えているので、口座開設の申し込みと同時にデビットカードの申し込みができる銀行が多いです。
年会費や手数料を比較
発行する銀行や、種類によって年会費や手数料が変わります。
給料が振り込まれるメインバンクで作るか、カードの使い勝手を考えて手数料や年会費の安いところ新しく作るか、悩みどころですね。
主だったカードについてまとめているので、参考にしてみてください。
- 三菱東京UFJーVisaデビット
年会費 1,080円 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 8:45~21:00無料、時間外108円 - 三菱東京UFJーJCBデビット年会費 1,080円 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 8:45~21:00無料、時間外108円
- SMBCデビット(Visa)
年会費 無料 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 108円 - みずほJCBデビット
年会費 1,080円 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 平日昼無料
- りそなVisaデビットカード
年会費 540円 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 無料
- イオンデビットカード(JCB)
年会費 無料 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 無料 - 楽天銀行カードJCB
年会費 無料 / 振込手数料 165円 / ATM手数料 216円 - 楽天銀行カードVisa
年会費 1.029円 / 振込手数料 165円 / ATM手数料 216円 - セブン銀行デビット付きキャッシュカード(JCB)
年会費 無料 / 振込手数料 216円 / ATM手数料 7:00~19:00無料、時間外108円 - ジャパンネット銀行 ファミデビ(Visa)
年会費 無料 / 振込手数料 172円 / ATM手数料 162円、入出月1回無料 - Sony Bank WALLET(Visa)
年会費 無料 / 振込手数料 216円、月1回無料 / ATM手数料 月4回無料、以降108円 - 住信SBIネット銀行Visaデビット
年会費 無料 / 振込手数料 月15回無料、以降165円 / ATM手数料 入金無料、出金月2回無料
参照リンク:http://okane-hosoku.com/devitcard-comparison/
参照リンク:https://securitysoft.asia/campaign/debitcard-hikaku.ph
ポイント付与率にも違いが
カードの利用でたまったポイントがどのように還元されるのか、還元率は何%なのか、これも気になるところ。
こちらも一覧にしているので、使い勝手を決める参考にしてみてください。
- 三菱東京UFJ-Visaデビット
ポイント寄付率 0.2% / 種類 キャッシュバック - 三菱東京UFJ-JCBデビット
ポイント寄付率 0.3%~最高0.5% / 種類 Oki Dokiポイント - SMBCデビット(Visa)
ポイント寄付率 0.25% / 種類 キャッシュバック - みずほJCBデビット
ポイント寄付率 0.2% / 種類 キャッシュバック - りそなVisaデビットカード
ポイント寄付率 0.5% / 種類 りそなクラブポイント - イオンデビットカード(JCB)
ポイント寄付率 0.5% / 種類 ときめきポイント - 楽天銀行カードJCB
ポイント寄付率 1.0% / 種類 楽天ポイント - 楽天銀行カードVisa
ポイント寄付率 0.2% / 種類 楽天ポイント - セブン銀行デビット付きキャッシュカード
ポイント寄付率 0.5%~最大1.5% / 種類 nanacoポイント - ジャパンネット銀行 ファミデビ(Visa)
ポイント寄付率 0.25% / 種類 T-POINT - Sony Bank WALLET
ポイント寄付率 0.5%~2.0% / 種類 キャッシュバック - 住信SBIネット銀行Visaデビット
ポイント寄付率 0.6% / 種類 キャッシュバック
VISA、MASTER、JCBの違いは
クレジットカードやデビットカードについている「VISA」「MastetCard」「JCB」というマークですが、これは「国際ブランド」と言わるものです。
24時間365日決済ができるシステムを提供しています。
国際ブランドによって使える国や地域、サービス内容が異なります。
VISA
カード会員数 13億人、加盟店 2,400万以上を誇る世界No.1国際ブランドです。
アメリカのカリフォルニア州に本社を構え、1958年に「BANK AMERICARD」として設立。
後の1976年にValue International Service Associationの頭文字をとって「VISA」となりました。
世界で200以上の国と地域に加盟店があり、日本でも海外でも使えるのでVISAカードは大変便利です。
世界のみならず、日本においてもその会員数と加盟店はNo.1です。
どの国際ブランドにするか迷った際には、VISAにしておけば間違いがないでししょう。
MasterCard
VISAに次ぐ世界シェアNo.2の国際ブランドで、日本では「プライスレス」のCMで知られています。
アメリカのニューヨーク州に本社をかまえますが、ドイツの「ユーロ・カード」との合併にスタートしたため、VISAと比較するとヨーロッパ圏に強いカードです。
お金では買えない価値のある体験を提供することを掲げています。
しかし、MasterCardは過去にデビットカードを発行していましたが、2008年にサービスを終了し日本からは撤退しています。
JCB
日本初で日本唯一の国際ブランドです。
1961年に創立の株式会社日本クレジットビューローが提供しており、海外だと韓国、台湾、シンガポールといったアジア圏に強いカードです。
最近ではハワイやグアムといった日本人観光客が多い国と地域にも加盟店が増えています。
また、世界60ヶ所に設置された「JCBプラザ」という窓口では、JCBマークのカードを持っていれば日本語で観光相談が受けることができます。
日本ブランドということもあり日本国内の利用で多くの特典を受けることができます。
参照リンク:http://xn--u9jugla0b3c4ai9yif2582a27xa.jp/column/visa-mastercard-jcb.html
本人確認書類とは
デビットカードを発行するためには銀行口座が必要となります。
新たに銀行口座を作る場合に必要なものが本人確認書類です。
本人確認書類は氏名、生年月日、現住所が明記され顔写真のある免許、パスポートが一般的です。
マイナンバーカードや健康保険証だけでは認められないので気をつけましょう。
印鑑かサインか
ひと昔前までは、口座開設に必要なものといえば本人確認書類と印鑑が当たり前でした。
しかし、最近は一部の銀行で、サインもしくは印鑑なしで口座開設ができるようになりました。
例えば、三菱東京UFJ銀行では、口座開設時に窓口に印鑑を持っていく必要がありません。
印鑑の代わりにICキャッシュカードの承認をすることで、開設後も印鑑を使わずに取引きができます。
印鑑を持ち歩く手間がかからず盗難・紛失の防止にもなり安心です。
新生銀行やジャパンネット銀行、ソニー銀行といったネット銀行を中心にサインだけで口座開設ができる銀行も増えています。
銀行窓口やWEBサイトで
銀行口座の開設は銀行窓口、WEBサイト、郵送、アプリでできます。
仕事が忙しくてなかなか窓口に行けないという人は、WEBサイトやアプリがおすすめです。
窓口だと混んでいるときは30分~1時間程度もしくはそれ以上の時間待つことになるかもしれませんが、WEBサイトやアプリからの申請であればたった5分~10分程度でできます。
デビットカードを使ってみよう
手元にカードが届いたら、いよいよ実際に使って見ましょう。
デビットカードはクレジットカードと同じように、レジにある専用の端末を使用して決済を行います。
ここでは実践のためのデビットカードの使い方を説明します。
利用可能かチェック
基本的に、クレジットカードが使えるお店であれば、だいたいのところはデビットカードが使えます。
ただし、お店によっては一部の国際ブランドしか扱っていないところもあるので、まずは自分のデビットカードがそこで使えるか、確認しましょう。
例えば、VISAカードによる支払いであれば「VISA」の表記があるお店で使えます。
レジにてカードを提示
レジでデビットカードを提示する際は「Visa/JCB払いで」と伝え「デビットカード払いで」と明言するのは避けましょう。
というのも、デビットカードと同様の使い方ができる「J-Debit」と勘違いされる店員さんが多く、この「J-Debit」は取り扱いしている店舗が少ないため、本当は使えるカードなのにも関わらず「使えない」と言われてしまう恐れがあるからです。
一括払いのみ
デビットカードの支払い回数は一括払いのみです。
カードを読み取って支払いをするシステムや仕様がクレジットカードと似ているため、支払い回数を聞かれることもあります。
その際は「一括払いで」と伝えましょう。
暗証番号、サインで完了
暗証番号を機器に入力する場合とサインを求められる場合があります。
クレジットカードと同様に、支払い方法や金額に誤りがないか確認してからサインをしましょう。
カード決済ができないケース
口座残高不足
デビットカードの限度額は口座残高です。
残高を越えた支払いはできません。
残高不足になった場合は、口座に入金することで再び使えるようになります。
国際ブランドが違う
自分のカードに搭載されている国際ブランドの加盟店でなくては支払いはできません。
VISAデビットを使えるのはVISA加盟店、JCBデビットを使えるのはJCB加盟店のみです。
磁気不良
デビットカードはレジにある端末を通して決済を行うので、磁気や内臓されたICチップが読み込めないトラブルが発生します。
磁気やICチップは外傷や汚れ、熱といった衝撃に弱く、鍵と一緒にポケットに入れてキズがついたり、ICチップを搭載したカード同士を密着させて使えなくなることもあるので気をつけましょう。
参照リンク:http://okane-hosoku.com/not-available-devitcard/
参照リンク:http://etccard-tsukurikata.com/debitcard/
クレジットカードとの違い
クレジットカードとデビットカードは、カード1枚で支払いに利用できること、国際ブランドのカードであること、国際ブランド加盟店で使用できることが共通点としてあげられます。
一見同じように思えるこの2つのカードですが、実は支払い方法や規定に異なる点が多いのです。
即時決済と事後決済
クレジットカードとデビットカードは引き落とされるタイミングが異なります。
クレジットカードは、カード会社がいったんお金を立て替えることで、その支払った金額を月に一度決まった日に銀行口座から引き落とす事後決済となっており、一方でデビットカードは、支払いと同時に自分の銀行口座から直接引き落とされる即時決済です。
クレジットカードは、支払いの時点で口座残高にお金が残っていなくても決済可能で翌月以降に繰り越すことができますが、デビットカードは即時決済のため、支払いの時点で口座にある金額の範囲でした決済できません。
発行会社の違い
クレジットカードは、「イシュアー業務」および「アクウイアラー業務」をしている「カード会社」が発行しています。
イシュアーというのは、「VISA」や「MASTER」、「JCB」といった国際ブランドのライセンスを取得して顧客獲得のための営業活動やキャンペーンを行い、消費者にカードを発行する業務のことです。
それに対し、アクウイアラーはクレジットカードの加盟店の新規獲得と管理をするなど加盟店向けの業務をします。
オリコカードやアメリカン・エキスプレス・カードなどが一例です。
デビットカードは、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行といったメガバンクをはじめ住信SBIネット銀行やソニー銀行といったネット銀行など「金融機関」が発行しています。
支払回数の違い
クレジットカードは利用金額に応じて、一括払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払いと複数回払いが可能です。
分割払いは、2回、4回、10回、20回と分割して支払うことができますが、回数にともない金利が変動します。
電化製品や国内外の旅行といった高額商品の買い物にはクレジットカードが向いているといえます。
一方、デビットカードは一括払いのみです。
コーヒー代や食事代、スーパーやコンビニエンスストアでの買い物など現金で支払うような金額であればデビットカードが向いています。
利用限度額の違い
クレジットカードは、カードの種類や利用者の年齢・収入などにより利用限度額が異なります。
例えば、一般のカードで年収が200万円~300万円未満の方だと、20万円~100万円程度が利用限度額となります。
デビットカードにおいては、クレジットカードのようなパーソナルに紐づいた限度額の設定はありません。
デビットカードを作った銀行口座の残高金額が利用限度額となるので、残高不足になった場合はそれ以上の使用ができなくなります。
年齢制限の違い
クレジットカードは、18歳以上で、かつ高校生でなく、親権者の承認があれば作ることができます。
これはすべてのクレジットカードで同様です。
デビットカードの多くは、中学生を除く15歳から持つことができ、年齢制限に関してはクレジットカードよりも緩い設定となっています。
ただし、カードによっては年齢や条件が異なります。
審査について
クレジットカードは、カード会社がお金を立て替えるうえで信用できるかどうかを判断するための審査があります。
安定した収入があるか、返済能力があるか、その人の性格、資産・財産といったところがチェック対象です。
それに対しデビットカードは、自分の銀行口座から直接引き落とされるため、一部をのぞくほとんどのカードは審査なく簡単に作れるのです。
ただし、銀行口座がなくてはデビットカードは作れません。
銀行口座の開設には審査が必要となり、本人確認ができない人や過去に犯罪に口座や名義を利用した人、反社会勢力の人などは口座開設の審査が通らないので、同時にデビットカードを作ることができなくなります。
デビットカード利用のメリット
デビットカードは現金と同じく即時決済のため、わざわざ作る必要がないのではないかと考える人もいるかと思います。
しかし、デビットカードにはクレジットカードにも現金払いにもない多くのメリットがあります。
審査がない
ほとんどのデビットカードには審査がありません。
そのため、カードを作る際の審査に怯えることもなく、審査に必要な時間や手間を省くことができます。
また、クレジットカードの審査が通らない人でも作ることができます。
ポイントがたまる
デビットカードは使用金額に応じてポイントがたまります。
カードによってポイント還元率は異なりますが平均して0.2%程度のものが多く、中には1%ポイントも還元され大変お得です。
還元されたポイントはキャッシュバックされたり、提携店やネット通販で使用できるポイントとして交換することも可能です。
例えば、セブン銀行のデビットカードは全国のセブンイレブンやイオンなどセブン&アイグループで使えるnanacoポイントが還元されます。
支払管理がしやすくなる
デビットカードは、メールやアプリを使っての支払履歴や残高確認がとても便利です。
カードと専用アプリを連携すると支払い金額から店舗まで詳細に確認ができるうえに、口座にある最新の金額を確かめることができます。
また、支払いをするたびにメールで通知が届くように設定すれば、見覚えのない支払いや不正使用の早期発見にも繋がり安心です。
使いすぎることがない
クレジットカードとデビットカードの利用限度額のところで説明したとおり、デビットカードの利用限度額はその口座にある金額の範囲内、つまりは残高金額が限度額となります。
キャッシングや繰り越しもできないので、クレジットカードのように使いすぎることがありません。
また、即時決済で支払った瞬間に引き落とされるため、リアルタイムで最新の残高金額を確認できるので浪費防止につながります。
ATM手数料を節約できる
ATMで現金を引き出そうとすると、時間帯や曜日によっては手数料が発生します。
手数料が108円~216円だとして、月に3回ATMから現金を引き出すと最大648円かかります。
年間を通すと最大7,776円です。
デビットカードなら口座から現金をわざわざ引き出さなくても支払いが可能となり、ATM手数料を大幅に節約することができます。
国内外ATMで引き出し可能
カードにより手数料は異なりますが、国内はもちろん海外のATMで現金の引き出しが可能です。
現地の通貨で引き落とせるので両替の手間が不要。
海外で大金を持ち歩くのに不安がある方もカードがあればその都度引き落としが可能です。
また、クレジットカードと異なり自分の銀行口座から直接引き出され、カード会社に借金をしなくてすむので金利もかかりません。
保険や補償がついている
デビットカードに付帯している保険はショッピング保険、旅行傷害保険、第三者不正使用保険が代表的です。
ショッピングカード保険
デビットカードで支払いをした商品が破損、盗難などの被害にあったときに適用されます。
限度額の大きさ、補償期間の長さはカードにより異なり購入してから60~90日間が多いです。
旅行傷害保険
海外旅行や国内旅行中の傷害による死亡・後遺障害、傷害・疾患による治療費用、賠償責任、携行品の損害に適用されます。
国内外どちらでも補償を受けられるかどうか、補償額、補償期間はカードにより異なります。
第三者不正使用保険
カードが第三者に不正使用された場合に適用される保険です。
不正利用されたことを申告した日から一定期間が対象となり、カードにより補償期間が異なります。
カードの種類によって適応している保険や、補償期間・補償金額といった内容が異なります。
デビットカードを選ぶときは、保険・補償に目を向けてもいいでしょう。
参照リンク:http://xn--t8j4aa4nyh9e1ajk0h8v.net/hoken.php
デビットカード利用のデメリット
デビットカードは、独自の開発にクレジットカードのメリットを兼ね備えた優れたカードだということがわかりました。
その一方でデメリットとなるケースもあるのです。
利用の際に損をしないように、デメリットもおさえておきましょう。
一部利用できない店舗がある
高速道路通行料金
高速道路ではETC搭載カードを使用することでスムーズに通行することができますが、万が一、デビットカードを利用して支払いをしようとしたときに残高不足で決済ができなかったら、料金所で車を止めなくてはなりません。
そうすると、スムーズに通行するどころか事故になりかねません。
そのため、デビットカードは使用できないだけではなくETC機能を搭載することすらできないのです。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドで利用できない理由は、給油できたガソリンの量次第で1円単位から金額が変動するからです。
つまりは、実際に給油してみなくては請求金額を図ることはできず、給油後に銀行口座に残高がなかった場合、カード会社が立て替えるリスクが生じるからです。
そのため、ガソリンスタンドではデビットカードが使用できなくなっています。
機内販売
離陸中はオンライン決済ができません。
仮に着陸してから支払いをしようとして口座残高が残っていなかった場合、既に機内サービスを受けてしまっているので支払いの義務が生じます。
そうすると、ガソリンスタンド同様にカード会社の立て替えのリスクが生じるため、機内販売では利用できないのです。
紙伝票で決済するお店
ほとんどの店舗はカードを読み込むための端末を導入しているので最近は少ないですが、まれに紙伝票にクレジットナンバーを転写して決済するので使えないお店があります。
月々払いの支払い
インターネットプロバイダーや携帯料金など月々の利用料に応じて毎月支払いが発生するサービスには、デビットカードが使えるところは少ないです。
こちらも口座残高が足りずに引き落としができないというトラブルが発生したからです。
一部では、セブン銀行のデビット付きキャッシュカードや住信SBIネット銀行Visaデビットなど、公共料金、携帯電話料金の支払いに利用なカードも増えているようです。
分割払い不可
デビットカードは即時決済で一括払いのみのため分割払いができません。
2回目以降の支払い時に口座に残高がある補償がないからです。
「高価な買い物をするから、支払いをわけたい」という時はクレジットカードか現金で支払うことになります。
ポイント還元率がクレジットカードより劣ることも
ポイント還元はデビットカードのメリットでもありデメリットでもあります。
デビットカードはクレジットカードと異なり、金利による収入がありません。
そのため、金融機関は薄利であるため、消費者への還元率も低くなってしまうからです。
口座残高以上の利用不可
デビットカードは口座残高以上の利用ができないため、「今月はお金がないけど、来月ボーナスがたくさんはいる」といった場合でも使用できません。
これは、デビットカードにはキャッシングや繰り越しといったサービスがないからです。
デビットカードの種類
日本で利用できるデビットカードは3種類あります。
ブランドによって利用できる内容が異なるので、デビットカードを作るうえでブランドの選択はとても大事となります。
ここでは3種類のブランドについてみていきましょう。
キャッシュカードで決済できるジェイデビットカード
「J-Debit」は金融機関で発行したキャッシュカードが、ショッピングなどでそのまま使えるサービスです。
VISA・JCBのデビットカードのように新たに発行手続きをする必要がありません。
ただし「J-Debit」は日本国内の店舗でしか使用できないのと、利用できる店舗も少ないのです。
また、実店舗のみ利用可能でネット通販でもしようできません。
海外でも安心Visaデビットカード
VISAはカード発行数、加盟店 世界No.1を誇る国際ブランドで、200以上の国と地域で利用できます。
一部のvisaデビットカードを除き、ほとんどが銀行口座があれば15歳以上の高校生から持つことができ、ネットショッピングでも利用可能となっています。
また、海外のATMで現地の通貨が引き出せるので、海外旅行・出張が多い人におすすめです。
国内利用でオススメJCBデビットカード
JCBは日本初、国内唯一の国際ブランドで韓国、台湾、香港などアジア圏を中心に利用できます。
最近はハワイやグアム、NYといった日本人観光客が多い地域でも加盟店が増えています。
日本のブランドということもあり、VISAやMasterCardと比べると国内でのサービスが豊富です。
世界60箇所に設置された海外サービス窓口「JCBプラザ」が利用でき、予約や観光に関する問い合わせを日本語でできるというメリットがあります。
オススメのデビットカード
現在日本では、60種類以上のデビットカードがあるそうです。
今回はそのなかでも、年会費・発行手数料が無料でポイントの還元率が特に高くお得な6つのカードを紹介します。
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード
セブン銀行が発行するJCBブランドのカードで、キャッシュカードにnanacoが1枚となっていて便利です。
そのうえ、全国のセブンイレブンや7ネット、セブン&アンドアイ関連のお店でのお買い物で利用額に応じた高い率でnanacoポイントが還元されます。
年会費:無料
ポイント還元率:
セブンイレブンでの利用でデビット利用金額の1.5%
7&iグループでもデビット利用金額の1.0%
そのほかJCB加盟店のでデビット利用金額の0.5%
ポイント種類:nanacoポイント
年齢制限:16歳以上
付帯保険:第三者不正使用保険
振込手数料:216円
入出金手数料:7:00~19:00無料、時間外108円
参照リンク:https://www.sevenbank.co.jp/personal/account/jcb_debit/
ATMや振込手数料が無料 住信SBIデビットカード
住信SBIデビットカードは、ネットバンクの住信SBIネット銀行が発行しており、年会費無料でポイント還元率も0.6%と高いだけでなく、ATM手数料や振込手数料が無料で大変お得です。
さらに非接触IC型決済方法「Visa pauWave」に対応し、店内のレジに設置された専用端末にかざすだけで簡単に買い物がでで便利です。
年会費:無料
ポイント還元率:0.6%
ポイント種類:独自のポイント
年齢制限:中学生除く15歳以上
付帯保険:第三者不正使用保険
振込手数料:月最大15回まで無料
ATM手数料:月最大15回まで無料
参照リンク:https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i020801CT
ポイント還元率が高い 楽天銀行JCBデビットカード
楽天銀行が発行するJCBブランドのカードです。
通常は利用額100円毎に1ポイント(還元率1%)がたまり、楽天市場での買い物であればいつでもポイントが2倍になります。
デビットカードのなかでも非常に還元率が高いうえに、たまったポイントは楽天市場、楽天ブック、楽天トラベルで利用できるので、カード一枚でショッピングも旅行も可能です。
年会費:無料
ポイント還元率:1%
ポイント種類:楽天ポイント
年齢制限:16歳以上
付帯保険:なし
振込手数料:165円
ATM手数料:216円
※参照リンク:https://www.rakuten-bank.co.jp/card/debit/jcb/
Tポイントがたまる ジャパンネット銀行VISAデビット
ジャパンネット銀行が発行しているデビット付きキャッシュカードとTポイントカードが1枚になったVISAカードです。
利用額に応じてTポイントが還元され、たまったTポイントはファミリマートや蔦屋書店、吉野家といったTポイント加盟店やソフトバンクの通信料として利用できます。
さらに、毎週火・土曜は「カードの日」でポイント5倍です。
年会費:無料
ポイント還元率:
ファミリーマート店舗での利用なら1.0%
ファミリーマート店舗以外のVISA加盟店での利用なら0.2%
ポイント種類:Tポイント
年齢制限:中学生除く15歳以上
付帯保険:第三者不正使用保険
振込手数料:172円
ATM手数料:162円、入出月1回無料
参照リンク:http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/cardless/
預金額によってキャッシュバック率が高くなる Sony Bank WALLET
ソニー銀行が発行するVISAブランドのデビットカードです。
年会費・発行手数料無料はもちろん利用額に応じて毎月0.5%の金額がキャッシュバックされます。
さらに優遇制度のステージに応じては最大2%のキャッシュバックとなり預金額によって大変お得に使えるカードです。
年会費:無料
ポイント還元率:0.5%~最大2%
ポイント種類:キャッシュバック
年齢制限:中学生除く15歳以上
付帯保険:ショッピング保険
振込手数料:216円
ATM手数料:月4回無料、以降108円
参照リンク:http://moneykit.net/visitor/sbw/
メガバンクで安心 三菱UFJ-VISAデビット
三菱東京UFJ銀行が発行するVISAブランドのカードです。
VISAマークがついているカードを対象としたさまざま優遇が受けられたり、VISAのキャンペーンに応募ができるなど大手ならではの特典があります。
また、使ったらすぐメールが届きタイムリーに支払いを把握できたり、ショッピング保険と第三者不正使用保険がついていたりと安心・安全に利用できます。
年会費:税込1,080円(年間10万円以上の利用で翌年も無料)、23歳以下は無料
ポイント還元率:0.2%
誕生月や前年の利用金額に応じて還元率があがる
ポイント種類:キャッシュバック
年齢制限:中学生除く15歳以上
付帯保険:ショッピング保険
振込手数料:165円
ATM手数料:216円
参照リンク:http://www.bk.mufg.jp/tsukau/debit/index.html
手軽で便利なデビットカードで賢くお買い物を
デビットカードは申し込みの手間がかからず簡単に作れて手軽に持ち歩くことができ、ポイントもたまるという、大変お得で便利なカードです。
これだけ便利なカードとなると、現金を持ち歩かずにデビットカードで支払いをすることが当たり前になる日も近いかもしれません。
デビットカードにはさまざまな種類と異なるサービスや特典があるので、どのカードが最もお得に賢く使えるのかしっかり見極めて、自分にあったカードをみつけましょう。