余裕資金って言葉は、正しいのか?
「投資は余裕資金で」
と、よく聞く言葉ですが
この言葉は誤解を招く表現だなぁ~
と感じています。
「余裕資金なんて、
我が家には1円もない!」
そう、思っていませんか?
私もそう思います。
お金を投資に回すと、
確かにしばらく使えない
時期はあります。
「安く買って、高く売る」
それが鉄則なので、
マイナスを確定してしまっては
いけませんので、使えない時期は
確かにあります。
なので、
資産を分散する必要があるのです。
分散先を考えるポイントは
「何に使うお金なのか」を考えること。
例えば、3年後の高校入学に備えて
準備しているお金だったとします。
定期預金とリスクの少ない
金融商品を組み合わせることで、
預貯金よりも少し多く利益を
出すことができます。
入学金など、
初年度に払う金額は定期預金で
2年3年生で必要になる資金に
リスクの少ない金融商品を
少し入れるといいですね。
リスクにもよりますが、
1割~3割を分散すると
預金だけよりもリターンが
上がります。
ところが
「3年後の高校入学資金」は、
「余裕資金」と考えられないので、
投資に回せないだけなのです。
金融商品の性格を知ることで
短期間でも運用することは、
可能なのです。
「投資=使えないお金」
という考えから脱却しましょう!
余裕資金=使えないお金 ではありません!
「投資は余裕資金で!」
それは、もちろんです。
でもそれは
「使えないお金」ではないのです!
株や投資信託は、
流動性から見ると
預貯金などには劣りますが
現金化するのにそれほど
時間はかかりません。
投資信託は、
およそ一週間ほどで
現金化できます。
私は子どもの塾費用を
利益がでている投資信託から
売却して捻出しました。
中学受験を考えたら、
塾費用は必須なので
予算を調べて
子どもが5歳の頃から
コツコツ投資を続けました。
増えている資産から
使っているので資産を減らさずに、
使うことができています。
余裕資金=使えないお金
では、ないのです。
利益は再投資してコツコツ増やす!
また、投資したお金は
「利益確定」もするべきです。
「利益確定」とは、
一度現金化することですね。
株やETFは、安い時に買って
高値で売り利益確定した資産で
また、別の安い株を買っていきます。
そうやって、
コツコツ増やしていくのです。