普通預金に入れっぱなしになっていませんか?
こんにちは。
川畑です。
家計診断をしていると、
普通預金に数百万円~1000万円を入れっぱなしにしている家計を多く見ます。
低金利が長く続き、定期預金にしても金利が低いからだと思いますが、
少しでも増えるように定期預金も検討してみてください。
定期預金が満期になった時、
「解約する」方法と「自動継続する」方法の2種類を選択することができます。
「解約」した場合は、そのまま普通預金口座に払い戻しされますが、
「自動継続」を選択したら、再び定期預金に預けられます。
金利については、その時勢に応じた新たな利率が適用されます。
2種類の違い
継続には、「元金継続」と「元利継続」の2パターンあります。
どう違うのか?
元金継続は「単利」、元利継続は「複利」と覚えておくといいですね。
少し詳しく解説しましょう。
「元金継続」は、満期になった「元金」部分のみ再度定期預金に回されます。
利息部分は、普通預金口座に払い戻されます。
「元利継続」は、満期になった「元金」と「その利息」両方を再び定期預金にしてくれます。
例えば100万円の定期預金で利息が1万円(税引き後)だった場合、
101万円が再び定期預金に預け入れられます。
インターネットバンキングではどちらか選べるタイプが多いですね。
もちろん、窓口でも扱っていますがネット専用の銀行の方が若干金利は高めです。
金利が低いと単利でも複利でも、それほどの違いはありませんが
普通預金よりも金利は高くなっています。
少なくても、普通預金に1000万円入れておくよりも有利です。
少しの差でも年数が経つと変わりますので、普通預金に入れっぱなしは避けましょう。
金利の計算
また、あなたは定期預金の金利の計算できますか?
金利の計算についてご質問いただきました。
1,000万で 300万の金利がつくと言う事でしょうか?
そんなにも金利が付いたら、皆さん預金に励むと思います。
ですが、この計算は間違いです。
0.3%は、そのまま掛け算してはいけません。
%は「率」なので、実際には0.3÷100=0.003です。
具体的には、
1,000万円×0.003=3万円が利息です。
ただし0.3%は年利なので、3ヶ月だと(3万円÷12ヶ月)×3ヶ月=7,500円です。
元利継続で再度預けると3ヶ月後は、1,000万7,500円にその時の金利で継続されます。
投資の神様の言葉
「投資の神様」言われる著名な投資家のジム・ロジャーズ氏も
と、語っています。
資本である「貯蓄」がなければ、投資で増やせません。
また資産配分であるポートフォリオも預貯金を含めて考えるものです。
価格の変動がない預貯金があるからこそ投資に資金を回せるのです。
投資商品は、価格が一定ではありません。
なので、性質の違う金融商品を組み合わせて保有することで
リスクを抑えつつ、リターンも確保できるのです!
まとめ
投資を始めることを推奨していますが、
もしもの時のために預貯金は必要です。
定期預金もしっかり活用して資産を増やしていきましょう!