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自分にあった貯蓄型の医療保険を見つけたい
貯蓄型の保険には種類があり、その人の状況によって入る医療保険が変わってきます。
貯蓄型の医療保険のメリットを知ると、どんな点がお得になっているかがわかります。
貯蓄型医療保険を良く知り、あなたに合った医療保険を選ぶポイントにしてください。
貯蓄型の医療保険のメリット
支払いした保険料が戻ってくる
貯蓄型医療保険は、支払った保険料が満期になった時や一定の年齢に達したときに保険料が戻ってきて、病気やケガの時の保障もしっかりとある保険です。
保険料は高めですが、貯蓄だと思って支払うといつの間にか貯まっていきます。
一番のメリットは、支払った保険料が一定の年齢になると戻ってくるということです。
せっかく何十年と掛けても全く戻らないより戻ってきたほうがいいですね。
病気やケガをしなくても無駄にならない
掛け捨ての保険は、もし病気にならなかったら満期が来たとしても1円も戻ってきません。
しかし、貯蓄型の保険だと、病気やケガをしなかったら満期の時に一定額が戻ってきます。
終身保険の場合は、一生涯保証が続き、一定の年齢になると戻ってきます。
そのため、掛け捨て保険や、貯蓄のどちらも検討するなら、同じ額を貯蓄と補償の両方ある貯蓄型医療保険にすると無駄になりません。
入院やケガをした場合は給付金が出るので、その分を引いた額が戻ってきます。
生命保険料控除の対象になる
支払った保険料は、確定申告の時に生命保険料控除の申告対象になります。
生命保険料控除は、1年間支払った生命保険料額により、控除額が決められていて控除額分だけ所得税や住民税が安くなります。
控除の対象となる人は生命保険料の支払っている契約者です。
被保険者が契約者と異なる場合でも契約者が控除対象です。
保険料控除額は前の年に支払った生命保険料の額に応じて支払われ、控除できる上限額は、所得税が10万円、住民税が7万円です。
下記に、旧制度と新制度の生命保険料の支払額と生命保険料の控除額を記しています。
旧制度の生命保険料控除(所得税の場合)左は生命保険料の支払額、右は生命保険料の控除額
・2万5,000円超5万円以下 1年間で支払った保険料×1/2+12,500円
・5万円超10万円以下 1年間で支払った保険料×1/4+25,000円
・10万円超 一律5万円
旧制度の生命保険料控除(住民税の場合)、左は生命保険料の支払額、右は生命保険料の控除額
・1万5,000円超4万円以下:1年間で支払った保険料×1/2+7,500円
・4万円超7万円以下:1年間で支払った保険料×1/4+17,500円
・7万円超:一律3万5,000円
新制度の生命保険料控除(所得税の場合)、左は生命保険料の支払額、右は生命保険料の控除額
・2万円超4万円以下:1年間で支払った保険料×1/2+10,000円
・4万円超8万円以下:1年間で支払った保険料×1/4+2,000円
・8万円超:一律4万円
新制度の生命保険料控除(住民税の場合)、左は生命保険料の支払額、右は生命保険料の控除額
・1万2,000円超3万2,000円以下:1年間で支払った保険料×1/2+6,000円
・3万2,000円超5万6,000円以下:1年間で支払った保険料×1/4+14,000円
・5万6,000円超:一律2万8千円
支払った以上のお金が戻ってくることがある
貯蓄型医療保険は、支払った以上のお金が戻ってくる場合があります。
定期預金に預けた場合、今は利率が悪くほとんど利息が付きません。
しかし、貯蓄型医療保険に預けた場合は、戻ってくる額が定期預金に預けた場合よりも多いことがあります。
つまり、補償が付いていて安心で貯蓄性も十分に価値があるということです。
例えば、解約率が110%の低解約返戻型保険の場合、30歳で契約し、保険料が毎月1万円で70歳満期だとすると、保険料の解約返戻金は1万円×12×40年=480万円、480万円×1.1=528万円となり、48万円がプラスになって戻ってくることになります。
貯蓄型の医療保険の種類
貯蓄型の医療保険の種類は少なく、一定期間まで払い込む定期型医療保険です。
マイナス金利になっているため貯蓄型医療保険の商品が減ってきています。
金利が高い時に比べて貯蓄型医療保険のメリットは減ってきています。
終身型医療保険(定期支払型)
一定期間保険料を支払い、その期間まで払い続けると健康な人は全額戻ってくるという保険です。
入院をした場合は、その時にかかった額は保険料から差し引かれます。
60歳で支払が終わっても保障は終身ついています。
掛け捨てに比べて月々の支払いは高いですが、保険料の満期を70歳にすると、満期になった時にお金が戻ってきます。
終身型医療保険(終身支払い型)
終身保険料の支払いがある医療保険で、元気であれば、一定期間ごとに健康祝い金として保険料が戻ってきます。
女性専用の医療保険で女性特有の病気に手厚く保障しているものもあります。
一定まで払っていくとお金が戻ってくる
貯蓄型終身医療保険は一定まで支払っていくとお金が戻ってくるという側面があります。
それは、解約したときに戻ってくる解約返戻金です。
ただ、途中解約の場合は、早戻率があり支払った保険料より下がる可能性があります。
解約返戻金は、満期にならないうちだと70%ほどの払戻率で、満期以降なってくると払戻率が多くなり、解約返戻金が支払い以上戻ってくることがあります。
健康祝い金として一時金が受け取れる保険
健康に過ごしていれば、一時金として健康祝い金が受取れる保険があります。
例えば、5年ごとに10万円や5万円が受取れて、それが一生涯続きます。
入院した場合は、払い込んだ保険料>入院給付金の場合は、健康祝い金として一時金を受け取ることができます。
貯蓄型医療保険が向いている人
健康を保てる自信がある
貯蓄型医療保険加入する場合、満期時まで健康を保てる自信がある人は貯蓄型保険はおすすめです。
入院するような病気やケガもなく満期まで保険料を支払うと、祝い金や還付金として支払った保険料の一部が戻ってきます。
ケガや病気をしたときでも保障があり、更に支払った保険料の一部が戻ってきます。
解約時でも払戻率に応じて返戻金がもどってきます。
保険料の掛け捨てがもったいなく感じる
掛け捨ての医療保険は満期になっても何も戻ってきません。
将来のことを考えて、貯蓄型にしておくと知らないうちに貯蓄され、保障もあるので安心です。
そのため、掛け捨ての医療保険がもったいなく感じることがあります。
保険料をかけ捨てることがもったいないと感じるなら、保険料が少し高くても貯蓄型医療保険の方が向いています。
掛け捨ての保険は保険料が安く、入院やケガの保障はありますが、健康で給付を受けることがなければ何も戻ってきません。
貯蓄型なら、入院やケガの保障もあって、給付を受けずに満期を迎えると、支払った保険料の一部が戻ってきます。
将来、少しでもお金が戻ってくる方がいいと感じるなら、今の保険を見直し、貯蓄型医療保険を考えた方がいいでしょう。
おすすめの貯蓄型の医療保険をご紹介
時代に合わせて選べるメットライフ生命
メットライフ生命の終身医療保険フレキシィSは、女性専用の終身医療保険です。
この保険は、特に基本保障の入院、手術、先進医療だけでなく、がんや女性特有の病気の入院に上乗せして保障しています。
保険プランによっては健康に過ごしていれば、5年ごとに健康祝い金を受け取ることができます。
・加入年齢:30歳女性
・月払い保険料:6,211円
・入院給付金:
10万円(1回の入院日数が10日以内短期入院定額保障)
1万円 (1回の入院日数が11日以上)
・女性専用上乗せ保障:日額50,00円
・手術:入院中の手術 1回20万円
・先進医療:先進医療にかかる技術料と同額+一時金5万円
・健康祝い金:5年ごとに10万円
・通院保障:日額6,000円
・七疾病入院延長:日額1万円
生きるを創るアフラック
アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」は、女性特有の病気による病気に対して保障をしています。
また、治療費以外の不安や悩みに対してもサポート体制があります。
「三大疾病保険料払込免除特約」なし 保険料定額タイプ
・入院給付金支払限度:60日
・保険期間/保険料払込期間:終身
・月払保険料:2,160円
・疾病/災害入院給付金:
5日未満の場合 2万5000円
5日以上の場合 1日につき5,000円
・女性疾病入院給付金:日帰り入院から1日につき5,000円
・手術給付金:入院手術1回につき5万円(他に重大手術は20万円、外来手術1回2万5,000円)
・放射線治療給付金:入院しなくても1回につき5万円
・疾病災害通院給付金:入院前(60日)、退院後(120日)の間で30日まで1日につき5,000円
顧客のニーズにあわせる東京海上日動
東京海道日動あんしん生命の「メディカルKitR」は、払い込んだ保険料が健康還付給付金もしくは入院給付金等として受け取ることができるものです。
入院給付金の合計額が払い込んだ額よりも替えた場合は健康保険給付金は受け取ることができません。
健康給付金は、払い込んだ額から入院給付金を差し引いた額です。
満期年齢は、0歳~40歳までは60歳または70歳、41歳~50歳の場合は70歳、51~55歳の場合は75歳、56~60歳の場合は80歳となります。
この商品は、2013年「日経優秀製品・サービス賞」で優秀賞を受賞した商品です。
例えば、30歳で3,150円のメディカルKitRに加入した場合、次のようになります。
・保障内容:健康還付金60歳(60歳まで払込)入院給付金5,000円タイプ
・入院給付金:日額5,000円
・手術給付金[それぞれ入院給付金日額の倍数・重度による] 5万円、2万5,000円
・保健期間:終身
・健康還付:60歳になった時に、払込額と保険料の差し引きを受け取れます
この保障内容で、60歳まで一度も病気やケガで入院がなかった場合
113万4,000円を受け取ることができます。
途中で入院した場合は、それを引いた差額になります。
医療保険を貯蓄型にする注意点
掛け捨てに比べると月の支払いが高い
貯蓄型医療保険は、保障部分+貯蓄部分で、掛け捨ての医療保険は保障部分のみなので、その分月の支払いが高くなります。
商品の選択肢が少ない
貯蓄型医療保険は、掛け捨てと比べて商品が少なく、特にマイナス金利になってからはさらに商品が少なくなりました。
掛け捨ての医療保険のほうが人気が高いため商品の種類は多いです。
加入中の医療保険を見直してみよう
加入中の医療保険は掛け捨てでしょうか。
もし、将来のことを考えて、保険料が戻ってくる保険がいいと考えている人は加入中の医療保険を見直して、貯蓄型医療保険を調べてみてはいかがですか。
保障と貯蓄の両方がある医療保険は、健康でいれば将来返戻金があります。
家計や将来設計も踏まえた上で、保険の見直しをしてみましょう。