コンテンツ
履歴書は転職活動の際に企業にアピールする重要なツール
就職や転職をする際に企業に対して、自分をアピールするツールとしてもっとも重要なものが履歴書です。
氏名や年齢も記載しますがそれ以上に、
- どのような資格や免許を持っているか
- なぜその会社を志望しているのか
- 今までにどのような職種を経験してきたのか
- そして自分はこういう人間だということをいかに企業に売り込めるか
いってみればほかの応募者より自分はいかに優れているか、そして自分を採用しないと企業にとってマイナスになることをアピールするためのツールなのです。
ここまでは誰もが分かっていることなのですが、市販されている履歴書では、自分がアピールしたいポイントをすべて書き込めるだけのスペースがなかったり、そもそもアピールしたいポイントを書き込むための欄がなかったりします。
逆に、あまり書くことがなく空白が目立つ欄があるのも、企業に対するアピールとしてはマイナスに作用するかもしれません。
そこで今回はどのような履歴書を選ぶべきか、そもそも履歴書をどこから入手するのがよいのかを中心に、あなたのアピールポイントを考えたうえでの履歴書選びを提案します。
履歴書の正しい書き方と見本
履歴書の見本や書き方については、たくさんのサイトで公開されています。
ここでは見本の活用法と、見やすい履歴書づくりについてみていきましょう。
履歴書の見本
履歴書は各パートごとに分かれていますから、各パートごとの見本を参考にしましょう。
大まかに分けると、氏名や住所などの基本情報欄、学歴や職歴欄、免許や資格の欄、志望動機の欄、本人希望の欄となっています。
転職の場合は、とくに職歴欄や志望動機欄が重視されますから要チェックです。
履歴書の見本のサイト選びとしておすすめは、転就職サイトが公開するページです。
これらのサイトは、いま企業がどのような人材を欲しがっているのかを敏感にキャッチしていますから、おのずと履歴書にどのように書くことが望ましいのかも反映されているためです。
履歴書の書き方
履歴書の書き方も見本と同じように参考にすれば書くことができます。
しかしそれ以上に大切なことは、面接官にとっていかに読みやすい履歴書を書くかということです。
履歴書を手に取ったときに読みにくいという印象を与えてしまえば、最後まで読んでもらえずに書類選考で落ちてしまうことも考えられるのです。
字が丁寧で揃っている、括弧や下線を使うなどして結論やアピールポイントを訴えている、最初に結論が書かれ、そのあとに理由がつづられている、内容に特徴があるなどが書き方のポイントになってきます。
そして、志望動機や自己PRの文章は300文字程度にまとめられていることが重要です。
だらだらと長いだけの文章はまとめる能力が無いとみなされますし、あまりに短いと意欲が感じられません。
履歴書フォーマットを選ぶ際のポイント
履歴書のフォーマットについて考えたことがない方も多いかもしれませんが、ネットで無料でダウンロードできるものの中には、自分をアピールしやすいフォーマットの履歴書があるのです。
自分の強みをアピールできる履歴書を選ぶ
履歴書はJIS規格で定められたものが多く使われていますが、履歴書によって設けられている欄が少しずつ違うことをご存知でしょうか。
趣味・特技、健康状態、長所短所といった欄は履歴書によってあるものや無いものが混在しています。
自分の強みをアピールするための欄の無い履歴書を選んでしまうと、ツールとしての履歴書の威力が半減してしまいます。
自分がアピールしたいポイントを書く欄のある履歴書を選びましょう。
ネットから無料ダウンロードできる履歴書を選ぶ
街中で見かける市販の履歴書の多くは同じフォーマットになっていて、履歴書とはこんなものだと思っている方が多いでしょう。
そこで、自分がアピールしたいポイントを書く欄が備わっていたり、逆にアピールポイントが少ない事柄は書く欄が小さくなっていたりと、自分に合った履歴書のフォーマットを選び、無料でダウンロードできるサイトがあります。
自分に合った履歴書を選ぶことで、あなたを企業へ猛烈にアピールできるツールになるのですが、市販の履歴書ではなかなか見つかりません。
ぜひネットで探して、自分に合った履歴書をダウンロードしましょう。
履歴書フォーマットダウンロードのおすすめ
履歴書は市販されているものはほぼ同じフォーマット(書式)になっていますが、自分を最大にアピールするために自分に合ったものをダウンロードして使いましょう。
一般的なJIS規格の履歴書
広く一般的に市販されているJIS規格の履歴書は、特に経歴に自信がある人にピッタリなフォーマットとなっています。
学歴や職歴の欄が大きく取られていて、志望の動機・趣味・特技・好きな学科・長所短所などは一つの欄にまとめられています。
同業他社での実績が素晴らしかったり有名企業を渡り歩いてきたことなど、経歴を前面に押し出すことを最大のアピールポイントする場合には、もっとも一般的なJIS規格の履歴書がよいでしょう。
また趣味や特技などは書くことがなくて困るといった方も、この一般的なJIS規格の履歴書が向いています。
幅広く自分の強みをアピールしたい人向けの履歴書
さまざまな面を幅広くアピールしたい方には、長所・短所、健康状態、志望動機といった欄が独立して設けられていて、あらゆる角度から自分の強みをアピールしたい人に向いた履歴書を使いましょう。
職歴や経歴欄が他の項目によって狭くなっていますので、職歴や経歴に自信がなかったり、社会人としての経験が浅い方にも向いています。
また主婦の方がパートから正社員へと転職する場合にも、職歴や経歴の欄にはあまり書けないかもしれません。
一般的なJIS規格の履歴書より欄が多くあるので、幅広く自分のことをアピールできるツールとして、このような履歴書を使うほうが空白を少なくできるのです。
自分の長所をアピールしたい人向けの履歴書
自分の長所をとくに前面に押し出したい方は、長所短所の欄とともに、志望動機や健康状態などの欄が設けられている履歴書を選びます。
長所をアピールできる人は自己PRも得意でしょうから、自己PRの欄も広く設けているものを選びましょう。
経歴にあまり自信がなかったり、趣味や特技で書くようなものがないといった方の場合も、長所や自己PRを前面に押し出すことで企業への強い自己アピールになるのです。
経歴をアピールしたい人向けの履歴書
経歴に自信があり、その経歴との絡みをうまく表現できる方は経歴の欄が広く、志望動機や自己PRの欄を大きめに設定している履歴書がよいです。
JIS規格の履歴書では職歴や経歴欄は広くとられているものの、志望動機や自己PRの欄がまとめられて一つになっていることが多いです。
経歴をとくにプッシュしたい人に向いているフォーマットとなっています。
いずれのタイプの履歴書も、街中で見かけることはまずないと思います。
ネットから自分にもっともピッタリな履歴書をダウンロードすることで、企業への最強のツールを作り上げましょう。
履歴書フォーマットを印刷するときの注意点
自宅やコンビニでプリントする場合、A4サイズのコピー用紙に印刷することがほとんどですが、履歴書もA4サイズのコピー用紙でよいのでしょうか。
印刷用紙は上質紙を使用する
市販されている履歴書をはじめ転就職情報雑誌に付属している履歴書も、コピー用紙のような薄い用紙ではなく厚みのある上質紙が使われています。
他の採用希望者の履歴書がすべて上質紙なのに、あなたの履歴書だけがコピー用紙では見劣りしてしまいます。
ですのでダウンロードした履歴書フォーマットを印刷する場合には、必ず履歴書用の上質紙を用意して印刷しましょう。
ただし企業側からパソコンで作成した履歴書を提出するようにいわれる場合があるのですが、この場合にかぎってA4のコピー用紙で作成した履歴書を提出することも可能です。
しかし履歴書用の印刷用紙が市販されている現状では、パソコンで作成する場合でも印刷用紙には上質紙の履歴書を選ぶべきでしょう。
A3サイズで印刷する
市販されている履歴書の中には表裏両面を使って記入するものがあり、そのような履歴書のサイズはA4です。
しかし面接官がその履歴書を見るときには、必ず数回はひっくり返して見ることになります。
できれば面接官の手間は少しでも省きたいところです。
そこで履歴書はA3サイズで印刷するようにします。
A3サイズはA4サイズのちょうど倍の大きさですので、A3サイズの表面だけに印刷し、半分に折って提出すればよいのです。
ご家庭で使われているプリンターのほとんどはA4サイズまでで、A3サイズは印刷ができないことが多いと思います。
このような場合にはA4プリンターでA3用紙が印刷できるという履歴書用の印刷用紙が市販されているので、こちらを使うことでA3サイズの履歴書をご自宅で作成できるようになります。
自分に合った履歴書を作り転職を成功に導きましょう
履歴書というと市販されているものか、転就職雑誌に付属しているものを使う方が多いでしょう。
しかしそれらのものでは、自分がアピールしたい部分をあまり書くことができなかったり、不得手なことを書く欄にあまり書けず空白が目立つ履歴書になってしまいます。
企業にアピールしたい部分はもっと積極的に、そして不得手なことを記入する欄は小さいか、無いもののほうがよいはずです。
そこで履歴書作成の際には自分に合ったものをネット上で探し、それを無料でダウンロードして使うようにすれば、企業へのアピールの点で大変優れた履歴書が作成でき、またそれを後押しする強力なツールになってくれるのです。
履歴書は市販のものに無理をして記入していく時代ではありません。
自分に合った履歴書を作成して、ぜひ転職を成功に導きましょう。